エクセル関数の便利帳 [エクセル関数の便利な使い方を事例を交えてご紹介します] エクセル関数の便利帳 [エクセル関数の便利な使い方を事例を交えてご紹介します]

最近見た
ページ

case
14

TRIM関数で不要なスペースを一度に削除

文字列2022年11月1日
対応バージョン
  • 365
  • web
  • 2021
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2011
  • 2010
  • 2007
  • Starter
TRIM関数の使い方を説明しているイメージ

エクセルのセル内に入力されている不要なスペースをTRIM関数を使って一度に削除する方法を解説します。

TRIM関数でスペースを一括削除してみよう

エクセルでは、TRIM(トリム)関数を使って、セル内の余分なスペースを削除することができます。

例えば
・すでに入力されている文字の前後に余分なスペースが入ってしまっているようなとき
・複数の人が入力して、スペースの入力方法がバラバラなとき
など、TRIM関数では、セル内の余分なスペースを一括して削除することができます。

ここでは、TRIM関数の基本的な書式と機能について紹介します。

TRIM関数の書式

TRIM関数は次のように入力します。

=TRIM(範囲)

TRIM関数は、セルの中のスペースを取る「文字列操作」関数です。

[関数の挿入]ボタンから[TRIM]を選択すれば簡単に入力できるようになっています。また、[関数ライブラリ]からも選択できます。

TRIM関数では、次のようなスペース削除の規則があります。

・文字列の先頭や末尾に挿入されているスペースはすべて削除
・文字列の間に挿入されているスペースは、1つだけを残してすべて削除

今回の例では、B列に「場所」が入力されています。C列にTRIM関数を入力する列を用意して、次のようにTRIM関数を入力してみましょう。

セルC4をアクティブにし、[数式]タブの[関数の挿入]ボタンをクリックしている画面イメージ

1TRIM関数を入力する、セルC4をアクティブにし、[数式]タブの[関数の挿入]ボタンをクリックします。

[関数の分類]で「文字列操作」を選択し、[関数名]で「TRIM」を選択して、[OK]ボタンをクリックしている画面イメージ

2[関数の分類]で「文字列操作」を選択し、[関数名]で「TRIM」を選択して、[OK]ボタンをクリックします。

[文字列]に「B4」と入力し、[OK]ボタンをクリックしている画面イメージ

3[文字列]に「B4」と入力し、[OK]ボタンをクリックします。文字前後の余分なスペースが削除され、文字の先頭が揃いました。

セルC4からC23まで範囲選択している画面イメージ

4B列に内容を反映させます。セルC4からC23まで範囲選択します。

C列の文字を[コピー]し、B4に[値]として貼り付けている画面イメージ

5C列の文字を[コピー]し、B4に[値]として貼り付けします。

余分なスペースが削除され、文字の先頭が揃っている画面イメージ

6余分なスペースが削除され、文字の先頭が揃いました。C列が不要であれば削除します。

ステップアップ:文字間のスペースを統一して、見栄えよく整えるには?

TRIM関数では、文字と文字の間のスペースの1文字除いてすべて削除します。この機能を利用して、文字間のスペースを統一して、見栄えよく整えることができます。次の例では、会社の種類と会社名の間のスペースの数が不統一になってしまっています。TRIM関数を利用して、スペースを1つに統一してみましょう。

セルC4に「=TRIM(B4)」を入力している画面イメージ

1セルC4に「=TRIM(B4)」を入力します。

スペースが1つ残り、余分なスペースは削除されている画面イメージ

2スペースが1つ残り、余分なスペースは削除されます。

余分なスペースが削除され、文字間のスペースが1つに統一されている画面イメージ

3TRIM関数をコピーします。余分なスペースが削除され、文字間のスペースが1つに統一されました。

TRIM関数は、不要なスペースを削除する文字列関数です。エクセル以外のデータを読み込んだときに、余分なスペースが入っているときに、一括してスペースを削除ができます。また、文字と文字の間のスペースは、1つを残して削除されます。

※頂いた内容についての返信は行っておりません。個人情報の記載はしないようお願いいたします。

おすすめ
ページ

ページTOP