最近見た
ページ
14
TRIM関数で不要なスペースを一度に削除
- 365
- web
- 2021
- 2019
- 2016
- 2013
- 2011
- 2010
- 2007
- Starter
![TRIM関数の使い方を説明しているイメージ](images/case14_top.png)
エクセルのセル内に入力されている不要なスペースをTRIM関数を使って一度に削除する方法を解説します。
TRIM関数でスペースを一括削除してみよう
エクセルでは、TRIM(トリム)関数を使って、セル内の余分なスペースを削除することができます。
例えば
・すでに入力されている文字の前後に余分なスペースが入ってしまっているようなとき
・複数の人が入力して、スペースの入力方法がバラバラなとき
など、TRIM関数では、セル内の余分なスペースを一括して削除することができます。
ここでは、TRIM関数の基本的な書式と機能について紹介します。
TRIM関数の書式
TRIM関数は次のように入力します。
=TRIM(範囲)
TRIM関数は、セルの中のスペースを取る「文字列操作」関数です。
[関数の挿入]ボタンから[TRIM]を選択すれば簡単に入力できるようになっています。また、[関数ライブラリ]からも選択できます。
TRIM関数では、次のようなスペース削除の規則があります。
・文字列の先頭や末尾に挿入されているスペースはすべて削除
・文字列の間に挿入されているスペースは、1つだけを残してすべて削除
今回の例では、B列に「場所」が入力されています。C列にTRIM関数を入力する列を用意して、次のようにTRIM関数を入力してみましょう。
![セルC4をアクティブにし、[数式]タブの[関数の挿入]ボタンをクリックしている画面イメージ](images/case14_01.png)
1TRIM関数を入力する、セルC4をアクティブにし、[数式]タブの[関数の挿入]ボタンをクリックします。
![[関数の分類]で「文字列操作」を選択し、[関数名]で「TRIM」を選択して、[OK]ボタンをクリックしている画面イメージ](images/case14_02.png)
2[関数の分類]で「文字列操作」を選択し、[関数名]で「TRIM」を選択して、[OK]ボタンをクリックします。
![[文字列]に「B4」と入力し、[OK]ボタンをクリックしている画面イメージ](images/case14_03.png)
3[文字列]に「B4」と入力し、[OK]ボタンをクリックします。文字前後の余分なスペースが削除され、文字の先頭が揃いました。
![セルC4からC23まで範囲選択している画面イメージ](images/case14_04.png)
4B列に内容を反映させます。セルC4からC23まで範囲選択します。
![C列の文字を[コピー]し、B4に[値]として貼り付けている画面イメージ](images/case14_05.png)
5C列の文字を[コピー]し、B4に[値]として貼り付けします。
![余分なスペースが削除され、文字の先頭が揃っている画面イメージ](images/case14_06.png)
6余分なスペースが削除され、文字の先頭が揃いました。C列が不要であれば削除します。
ステップアップ:文字間のスペースを統一して、見栄えよく整えるには?
TRIM関数では、文字と文字の間のスペースの1文字除いてすべて削除します。この機能を利用して、文字間のスペースを統一して、見栄えよく整えることができます。次の例では、会社の種類と会社名の間のスペースの数が不統一になってしまっています。TRIM関数を利用して、スペースを1つに統一してみましょう。
![セルC4に「=TRIM(B4)」を入力している画面イメージ](images/case14_07.png)
1セルC4に「=TRIM(B4)」を入力します。
![スペースが1つ残り、余分なスペースは削除されている画面イメージ](images/case14_08.png)
2スペースが1つ残り、余分なスペースは削除されます。
![余分なスペースが削除され、文字間のスペースが1つに統一されている画面イメージ](images/case14_09.png)
3TRIM関数をコピーします。余分なスペースが削除され、文字間のスペースが1つに統一されました。
TRIM関数は、不要なスペースを削除する文字列関数です。エクセル以外のデータを読み込んだときに、余分なスペースが入っているときに、一括してスペースを削除ができます。また、文字と文字の間のスペースは、1つを残して削除されます。
おすすめ
ページ