何もしなくても自動的にデフラグは行われている

デフラグは「最適化」ともいいますが、ハードディスクの断片化を修復して、動作を高速に保つメンテナンスです。昔のパソコンでは、定期的にデフラグをしようと、よく言われていましたね。

「断片化」とは、ファイル1本分のデータが、ハードディスクのまとまったエリアに保存されるのでなく、あちこちの小さなエリアに分散して保存されてしまうことです。分散したデータを読み込みや書き出しすると遅くなってしまい、パソコンが不安定になる原因になることもあるので、デフラグは大事なんですよね。

デフラグは大事なので、Windows Vista以降（Windows Vista/7/8/8.1）では、最初から自動的に実行するように設定されています。そのため、ユーザーはデフラグを意識しなくてもよくなっているんですよ。

自動でのデフラグは、パソコンが起動していて、操作されていないときに行われます。ちょうどデフラグ中にパソコンを使おうとすると、動作が重くなってしまうこともありますが、そんなときは、少し時間を置いてから使うようにしてみてください。

手動でのデフラグは、ドライブを右クリックして「プロパティ」から行います。パソコンの動作が遅くなって気になるときには、試してみてくださいね。

ドライブを選択してデフラグを行う

デスクトップ画面で、タスクバーの「エクスプローラー」をクリックして、エクスプローラーを起動します。

エクスプローラーが起動したら「PC」をクリックしてパソコンのドライブの一覧を表示します。そしてデフラグしたいドライブを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

プロパティの画面が表示されたら「ツール」タブをクリックして、「最適化」をクリックします。

「ドライブの最適化」が起動しました。「最適化」をクリックして、デフラグを実行します。ただし、「現在の状態」が「OK(0%が断片化しています)」になっている場合は自動でデフラグされた状態になっているため、デフラグをする必要はありません。