復元ポイントを作成しよう

「システムの復元」は、保存されている復元ポイントを使用して、パソコンの状態を以前の状態に戻すことができる機能です。
復元ポイントとは、ある時点のWindowsのシステム状態を保存したデータのことです。

例えば、3日前の復元ポイントがある場合は、その日の状態にパソコンを復元することができます。

復元ポイントは、Windows Updateが行われる際や、アプリケーションのインストールをするときなどに、自動的に作成されます。任意の時点で復元ポイントを作成することも可能なんですよ。

何らかのアプリケーションをインストールして問題が生じた場合には、事前に作成しておいた復元ポイントを指定して復元をすることで、アプリケーションをインストールする前の状態にかんたんに復元をすることができます。定期的に復元ポイントを作成しておくと良いでしょう。

システムの復元で戻すことができるのは、Windowsの動作に必要なシステムファイルや、アプリケーションなど、Windowsのシステムの一部分です。
例えば、誤って消してしまった写真や文書、メールの送受信のデータなどは、復元をしても元の状態に戻すことはできません。
そのため、復元ポイントを作成するだけではなく、あわせて大切なデータのバックアップも行っておいてください。

なお、復元をしても写真や文書などのデータは影響を受けないため、現在あるデータは復元が正常に完了すればそのまま残ります。

システムの復元をしたことによって、エラーメッセージが表示されたり、Windowsが正常に起動しなくなったりするなど、別の問題が生じることもあります。復元ポイントだけ作成しておけば万全！というわけではありません。問題が起こる前の状態に戻すための方法の1つとして、覚えておきましょう。

復元ポイントを作成しよう！

「スタート」ボタンを右クリックし、「システム」をクリックします。

「システム」が表示されます。「システムの保護」をクリックします。

「システムのプロパティ」が表示されます。「作成」ボタンをクリックします。

「復元ポイントの作成」が表示されます。復元ポイントの任意の説明を入力します。「作成」をクリックします。

「復元ポイントを作成しています」と表示されます。完了するまで、しばらく待ちます。

復元ポイントの作成が完了すると、「復元ポイントは正常に作成されました。」と表示されます。
「閉じる」をクリックします。
残りの画面は、「OK」や「×」で閉じます。

パソコンの動作に何か問題が生じた場合に、作成した復元ポイントを使用して、システムの復元をする方法については、コラムに記載されている、Q&Aのリンクを参照してください。
重要な操作のため、手順は1つ1つ、しっかりと確認しながら行いましょう。

また、大事なデータについても、下にある「他にも参考になる記事があります！」のQ&Aを参考に、事前にバックアップしておきましょう。