
ワードやエクセルのファイルをPDFに変換できるって本当?
ワードやエクセルで作ったファイルをメールに添付して送信したら、相手にファイルが開けないと言われました。どうしたら相手に見てもらうことができるのでしょうか。
(公開日:2025年6月11日)
ワードやエクセルのファイルが開けないと言われたんですね。相手のパソコンにワードやエクセルが入っていない場合は開けませんし、バージョンが異なるとレイアウトが崩れることもありますね。そんな場合は、ワードやエクセルのファイルをPDFファイルに変換してから相手に渡してみましょう。汎用性が高いファイルなので、相手がスマートフォンやタブレットで見る場合もほぼ同じような表示で見ることができるんですよ!
※画面例はWindows 11の場合の手順です。
PDFファイルに変換してみよう!
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PDFは、「Portable Document Format(ポータブル・ドキュメント・フォーマット)」の略で、主に文書データの用途に使われるファイル形式です。
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PDFファイルは、コンピューター上で、文書を紙に印刷したときと同じように表示する用途に適しています。現在では、資源の節約という意味でも、紙の代わりとしてPDFファイルが使われることも多くなりました。
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PDFファイルを作成する場合はPDF作成アプリ、PDFを見るにはPDF閲覧アプリが必要です。
閲覧アプリについては、最初から機能がインストールされていることが多いんですよ。Adobe Acrobat Readerが使われることが多いですが、Windows 11の場合は、Microsoft Edgeでファイルを開くことができます。
また、PDF作成アプリについては、専用のアプリもありますが、最近のMicrosoft Officeを使えば、簡単にPDFファイルを作成することができます。 -
スマートフォンやタブレットにもPDF閲覧機能があるため、パソコンからスマートフォンにデータを送ってPDFを見ることもできます。
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PDFファイルを作成して配布する一番のメリットは、多くのコンピューターでファイルが閲覧できることです。ワードやエクセルがインストールされていないコンピューターでもPDFファイルの閲覧には対応していることが多いので、安心ですね。
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ただし、PDFファイルは一般的にワードやエクセルで作成したファイルよりも容量が大きくなります。メールに添付するときは、容量を確認してから送りましょう。
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今回は、Microsoft Officeを使ってワードやエクセルファイルをPDFファイルに変換する方法をご紹介します。
ワードで作成したファイルをPDFファイルに変換する操作の手順
PDFファイルに変換したいワードのファイルを開きます。「ファイル」タブをクリックします。

「エクスポート」→「PDF/XPSの作成」の順にクリックします。
※「PDF/XPSの作成」が表示されていない場合は、「PDF/XPSドキュメントの作成」をクリックしてください。

「ファイルの種類」が「PDF」になっていることを確認し、ファイル名を入力します。任意の保存場所をクリックして、「発行」をクリックします。

ワードのファイルがPDFファイルに変換されました。
PDF文書内の文字にハイライトを付けよう
作成したPDFファイルは、Microsoft Edgeで開くと、任意の文字列にハイライトを付けることができます。強調したい部分がある場合に使ってみましょう。
※PDFファイルの作成方法によってはハイライトができないことがあります。ハイライトできるのは文字情報のみです。
Microsoft EdgeでPDFファイルを開き、ハイライトしたい部分をドラッグして選択します。メニューが表示されるため、蛍光ペンのマークにマウスカーソルを合わせます。最後に色をクリックします。
※メニューが消えてしまった場合は、ドラッグで選択した部分を右クリックしてください。
※PDFファイルが別のアプリで開かれる場合、PDFファイルを右クリックして、「プログラムから開く」→「Microsoft Edge」をクリックします。

先ほどドラッグして選択した部分の色が変わり、ハイライト表示になりました。

ハイライトを付けた状態を保存しておきたいときは、上部に表示されるメニューから、「上書き保存」や「名前を付けて保存」で保存をします。
ハイライトを消したいときは、ハイライトになっている場所をクリックし、「ハイライト」にマウスカーソルをあわせます。色の選択の一番下にある、「なし」をクリックします。
- PDFは紙のような見た目でデータ化できる文書形式のひとつ。多くのコンピューター等で同じように見られる
- PDFを作成するにはMicrosoft Officeでファイルをエクスポート、PDFを閲覧するにはMicrosoft Edgeを使う
- 変換後のPDFの編集・加工はAdobe Acrobatがおすすめ!ヘルプも充実!
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