Outlook 2007からOutlook 2010に移行する

「Outlook 2007」から、「Outlook 2010」への移行方法を紹介します。移行の内容は、友達のメールアドレスなどを登録した「連絡先」、メールの本文「メッセージ」です。

Outlook 2007の連絡先とメッセージのデータは、「個人用フォルダ（PST）ファイル」というファイルの中に保存されています。このファイルをまるまるOutlook 2010へ移行する手順になります。

（注）データの保存先として、USBメモリーやDVD-Rなどの用意が必要になります。

なお、メールを送受信する際に必要な情報が入っている「メールアカウント」の移行は行えません。Outlook 2010で、新たに設定を行ってください。

詳しい操作手順を知りたい方は、次のQ&A事例をご覧ください。

連絡先とメッセージの移行方法

友達や取引相手のメールアドレスを記録した「連絡先」を新しく作り直すのは大変です。まとめて移行しておきましょう。また、Outlook 2007でこれまでに送受信したメールの「メッセージ」も移行できます。

どちらも、「個人用フォルダ（PST）ファイル」というファイルの中に保存されているので、Outlook 2007からエクスポートして、Outlook 2010にインポートします。

Windows VistaのOutlook 2007を起動して、［ファイル］メニューの［インポートとエクスポート］をクリックします。

「インポート/エクスポートウィザード」が表示されます。［ファイルにエクスポート］を選択し、［次へ］をクリックします。

［個人用フォルダファイル（pst）］を選択し、［次へ］をクリックします。

「サブフォルダを含む」をクリックし、チェックを付けます。［次へ］をクリックします。

「参照」をクリックして、ファイルのエクスポート先を指定します。ここでは、「D」ドライブ内を指定しています。

「オプション」は「重複した場合、エクスポートするアイテムと置き換える」を選んだまま、「完了」をクリックします。

「Microsoft個人用フォルダの作成」画面で、ファイル名や保存先を確認したら、「OK」をクリックします。保存したファイルは、USBメモリーなどを介して、Windows 8パソコンにコピーします。

Windows 8のOutlook 2010を起動して、［ファイル］タブの［開く］をクリックし、［インポート］をクリックします。

［他のプログラムまたはファイルからのインポート］を選択し、［次へ］をクリックします。

［Outlookデータファイル（pst）］を選択して、［次へ］をクリックします。

Outlook 2007からエクスポートしたファイルを指定します。［参照］ボタンをクリックしてDドライブにコピーした「backup.pst」を指定します。

「オプション」は「重複した場合、インポートするアイテムと置き換える」を選んだまま、「次へ」をクリックします。

「Outlookデータファイルのインポート」画面が表示されたら、「完了」をクリックします。この後、メールデータと連絡先のインポートが完了するまで、しばらく待ちます。

「Outlook データファイルのインポート」にて、選択できるオプションは、次のとおりです。

詳しい操作手順を知りたい方は、次のQ&A事例をご覧ください。