お客様各位

2020年3月9日 掲載

2022年2月7日 更新

富士通クライアントコンピューティング株式会社

パソコン製品の消毒と清掃について

平素は、当社製品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

新型コロナウィルスの国内感染が確認された影響で、製品の消毒と清掃についてお問い合わせをいただくことが多くなりましたのでご案内いたします。

用意するもの(市販品)

  • アルコール消毒薬(注)
  • マイクロファイバー布
  • 使い捨て手袋
  • (注)
    消毒用エタノール (アルコール濃度 76.9~81.4vol%)をお使いください。
    無水エタノール、エタノール、エチルアルコールなど、アルコール濃度の高いものはお使いになれません。

重要

  • 消毒薬をお使いになる場合は、使い捨て手袋の着用をお勧めします。
  • パソコン本体に接続しているケーブル・周辺機器・カード・メディアなどをすべて取り外してください。
  • パソコン本体の電源がオフでコンセントから外れていることを確認してください。電源オン状態での作業は故障の原因となります。

消毒薬による清掃方法

パソコン本体/マウス消毒薬使用可

消毒薬をマイクロファイバー布にしみこませて、余分な水分を絞り、軽くゆっくりと拭き取ってください。
汚れがひどい場合は、水または水で薄めた中性洗剤を含ませたマイクロファイバー布を、固く絞って拭き取ってください。
中性洗剤を使用して拭いた場合は、水に浸したマイクロファイバー布を固く絞って中性洗剤を拭き取ってください。

重要

  • 表面に傷が付かないように、布・タオル・ペーパータオルの使用は避けてください。
  • 消毒薬を製品に直接スプレーしないでください。
  • 製品内部に水分が入ると故障の原因となります。消毒薬が製品にこぼれることが無いよう十分に注意してください。
  • キーボードの隅、ボタン類、カバー類、各種センサー類などの隙間から内部に消毒薬が入らないようにしてください。
  • コネクター部のお手入れには、消毒薬を使用せずに、糸くずの出ない乾いたマイクロファイバー布を使って拭いてください。

キーボード消毒薬使用可

消毒薬をマイクロファイバー布にしみこませて、余分な水分を絞り、キーをやさしく拭いてください。
キーの間のほこりは、柔らかいブラシなどを使って取り除いてください。

重要

  • キーの印字部をやさしく拭いてください。消毒薬による印字部の損傷を軽減することができます。
  • 表面に傷が付かないように、布・タオル・ペーパータオルの使用は避けてください。
  • 消毒薬を製品に直接スプレーしないでください。
  • 製品内部に水分が入ると故障の原因となります。消毒薬が製品にこぼれることが無いよう十分に注意してください。
  • キーボードの隅、ボタン類、カバー類、各種センサー類などの隙間から内部に消毒薬が入らないようにしてください。
  • キーの間のゴミは吹き飛ばして取らないでください。キーボード内部にゴミが入り、故障の原因となります。
  • 掃除機などを使って、キーを強い力で引っ張らないでください。
  • 毛先が抜けやすいブラシは使用しないでください。キーボード内部にブラシの毛などの異物が入り、故障の原因となります。

Webカメラ消毒薬使用不可

Webカメラに付着したほこりや汚れは、次の方法で取り除いてください。

  • ほこりは乾いたマイクロファイバー布で軽く払います。
  • 汚れは乾いたマイクロファイバー布で軽く拭き取ります。

重要

  • 消毒薬は使用できません。カメラの曇りが生じる原因となります。
  • 水を使用しないでください。損傷する原因となります。
  • シンナーやベンジンなど揮発性の高いものや化学ぞうきんは、絶対に使わないでください。損傷する原因となります。

液晶ディスプレイ/タッチパネル消毒薬使用可

消毒薬をマイクロファイバー布にしみこませて、余分な水分を絞り、爪や指輪などで画面に傷を付けないように注意しながら、軽くゆっくりと拭き取ってください。

重要

  • 液晶ディスプレイ/タッチパネルの表面を固いものでこすったり強く押しつけないでください。液晶ディスプレイ/タッチパネルが破損するおそれがあります。
  • 液晶ディスプレイ/タッチパネルの表面には油をはじくコーティングが施されており、消毒薬で拭くと損傷したり剥がれる可能性があります。コーティングを保護するためにやさしく拭いてください。
  • 表面に傷が付かないように、布・タオル・ペーパータオルの使用は避けてください。
  • 消毒薬を製品に直接スプレーしないでください。
  • 製品内部に水分が入ると故障の原因となります。消毒薬が製品にこぼれることが無いよう十分に注意してください。
  • 液晶ディスプレイの隅、ボタン類、カバー類、各種センサー類などの隙間から製品内部に消毒薬が入らないようにしてください。特に、ESPRIMO FHシリーズなど狭額フレームの液晶ディスプレイを拭く場合は、液晶ディスプレイの縁に消毒薬が垂れないようご注意ください。故障の原因となります。

消毒薬による清掃のあとは

  • 消毒薬が残らないように乾いたマイクロファイバー布で拭き取ってください。
  • 手袋を外してすぐに手を洗ってください。使用した使い捨て手袋は廃棄してください。
  • 電源を入れる前に、しっかりと乾かしてください。

ご注意

消毒薬をお使いいただけないところ

  • Webカメラ(曇りの原因となります)
  • 外部コネクタ端子(接触不良の原因となります)

消毒薬による影響について

  • 繰り返しのアルコール消毒により外観(プラスチックや金属部)が劣化しヒビ割れや塗装の剥がれなどの修復不能な損傷が発生する可能性があります。
  • 消毒薬による清掃は、1日最大5回までとしてください。
  • 消毒薬によりラベルなどの印字やバーコードが読み取れなくなる可能性があり、修理の際に製品の確認などでお時間をいただく場合があります。
  • 消毒薬が内部に入ったことによる製品の異常や、消毒が要因で損傷した外観部品の復旧などは、有償修理となります。
  • 本手順に沿ってお手入れいただくことで、損傷のリスクを最小限に抑えることができますが、完全に防ぐことはできません。

お使いいただけない薬品について

  • 漂白剤
  • 過酸化物
  • アセトン
  • シンナー
  • ベンゼン
  • 塩化メチレン
  • トルエン
  • アンモニア
  • エチルアルコール

上記の化学薬品を使用すると、製品の表面に修復不可能な損傷が残る可能性があります(ウェットティッシュ・ガラスクリーナー・OAクリーナーなども、製品外観、画面表面のコーティングを傷つける恐れがあります)。

空間除菌薬などによる消毒・除菌時のご注意

新型コロナウイルス感染症対策でご使用になられている消毒薬に含まれる塩素成分が製品の内部へ混入し、接続端子部の腐食による接触不良や部品の腐食による製品故障を引き起こす可能性があります。これらを未然に防止するため、製品のご使用に関する注意事項をお知らせします。

  • 製品を設置する場所付近に、次亜塩素酸ナトリウムや二酸化塩素成分を含む空間除菌薬の設置はお控えください。
  • 製品や製品を設置するエリアを消毒する場合には、次亜塩素酸ナトリウムや二酸化塩素成分を含む消毒薬は使用しないでください。
  • 製品を取り扱う前の手指消毒は、エタノール系の消毒薬を用いるものとし、塩化ベンザルコニウム成分を含む消毒薬は使用しないでください。
  • 手指消毒の後は、手指を十分に乾かしてください。消毒薬が手指に付着した状態では製品に触らないでください。
  • 消毒する場所の付近や風下(ファンなどを使用している場合)での製品のお取り扱いは十分ご注意願います。

参考

パソコンの清掃方法については、次のQ&A情報をご覧ください。

- 以上 -

ページの先頭へ