2006年4月12日掲載
2006年4月28日更新
富士通株式会社
[緊急] Windowsの脆弱性(2006年4月公開)に関するお知らせとWindows Update・Office Updateのお願い
平素は、富士通製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
マイクロソフト社よりWindowsのセキュリティ上の脆弱性に関する情報が公開されました。
以下の情報をご確認の上、至急 Windows UpdateUpdate / Office Update の実施をお願いいたします。
4月26日に、MS06-015が再リリースされました。 詳細内容はこちら
1. 対処方法
MS06-013〜MS06-016
Windows Update を実行して修正プログラムを適用します。
Windows Updateの実行手順はこちら
(Windows Updateを実行するとService Pack 2が適用される可能性があります。SP2の適用を見送られる場合はWindows Updateのカスタムインストールを選択して更新プログラムを適用してください。)
※Windows XP SP2を適用する場合は以下にご注意ください。
- お使いの製品によっては、留意事項があります。
- お使いの製品によっては、事前に最新のドライバを適用する必要があります。
- 適用する前にはバックアップをとることをお奨めします。
「Microsoft(R) Windows(R) XP Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載」適用について
MS06-017
Office アップデートを実行して修正プログラムを適用します。
Officeのアップデート実行手順はこちら
2. 概要
- [緊急] MS06-013 Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(912812)
Internet Explorer に脆弱性が存在し、これにより攻撃者がこの脆弱性を悪用し、影響を受けるコンピュータを完全に制御する可能性があります。
MS06-013の絵でみるセキュリティ情報 (Microsoft社)
MS06-013に関する詳細情報 (Microsoft社)
- [緊急] MS06-014 Microsoft Data Access Components (MDAC) の機能の脆弱性により、コードが実行される可能性がある (911562)
MDAC に脆弱性が存在し、影響を受けるコンピュータで、リモートでコードが実行される可能性があります。
MS06-014の絵でみるセキュリティ情報 (Microsoft社)
MS06-014に関する詳細情報 (Microsoft社)
- [緊急] MS06-015 Windows エクスプローラの脆弱性により、リモートでコードが実行される (908531)
Windows エクスプローラに脆弱性が存在し、影響を受けるコンピュータで、リモートでコードが実行される可能性があります。
MS06-015の絵でみるセキュリティ情報 (Microsoft社)
MS06-015に関する詳細情報 (Microsoft社)
MS06-015適用後に一部の機種(後述)で、以下の不具合が発生する場合があり、修正版がマイクロソフト社より リリースされました。該当する場合は、再度Windows Updateを実行して、4月26日付けで修正された 「MS06-015:Windowsエクスプローラの脆弱性により、リモートでコードが実行される(908531)」プログラムを 適用します。
対象機種
2003年冬モデル- FMV-DESKPOWER C90EW/C
- FMV-DESKPOWER C90GW/C
- FMV-DESKPOWER CE70GN/C
- FMV-DESKPOWER C70HW
- FMV-DESKPOWER C70HV
- FMV-DESKPOWER C70H7/C
- FMV-DESKPOWER C70HN
- FMV-DESKPOWER C70HW
- FMV-DESKPOWER C70HV
- FMV-BIBLO NB75H/A
- FMV-BIBLO NB80J
- FMV-BIBLO NB80JN
- FMV-BIBLO NB80K
- FMV-BIBLO NB80KN
不具合の内容- “マイ ドキュメント”、“マイ ピクチャ”などの特別なフォルダにアクセスできない。
- “マイ ドキュメント”フォルダ内で Microsoft Office ファイルを保存するか開くと、Office アプリケーションが応答を停止する。
- “マイ ドキュメント”フォルダ内に含まれる Office ファイルを開けない。
- [ファイル] メニューの [開く] をクリックしてファイルを開くと、アプリケーションが応答を停止する。
- Microsoft Internet Explorer で [アドレス] ボックスにアドレスを入力しても、何も起こらない。
- ファイルを右クリックし、[送る] をクリックしても、何も起こらない。
- エクスプローラでフォルダを展開するとき、何も起こらない。
- “マイ ドキュメント”フォルダ内でデータを開くか保存すると、一部のサードパーティ アプリケーションが応答を停止する。
修正されたMS06-015が適用されていることの確認方法
Windows Updateの「インストールの履歴を表示」画面にて、日付が4月26日である MS06-015 がインストールされていることを確認してください。
- [重要] MS06-016 Outlook Express 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (911567)
Outlook Express にリモートからコードが実行される脆弱性が存在し、攻撃者によりこの脆弱性を悪用された場合、 影響を受けるコンピュータが完全に制御される可能性があります。
MS06-016の絵でみるセキュリティ情報 (Microsoft社)
MS06-016に関する詳細情報 (Microsoft社)
- [警告] MS06-017 Microsoft FrontPage Server Extensions の脆弱性により、クロスサイト スクリプティングが起こる (917627)
FrontPage Server Extensions にあるクロスサイト スクリプティングの脆弱性により、攻撃者がクライアント側のスクリプトを FPSE ユーザーの代わりに実行する可能性があります。この脆弱性を悪用するには、ユーザーの操作が攻撃者側の必要 条件となります。
MS06-017の絵でみるセキュリティ情報 (Microsoft社)
MS06-017に関する詳細情報 (Microsoft社)
3. 該当製品
MS06-013
MS06-013は、下記を搭載した全てのFMVシリーズが対象となります。
(ビジネスユーザー向け情報はこちらをご覧ください)
- Microsoft Internet Explorer 5.01
- Microsoft Internet Explorer 6.0
MS06-014、MS06-015
MS06-014、MS06-015は、下記を搭載した全てのFMVシリーズが対象となります。
(ビジネスユーザー向け情報はこちらをご覧ください)
- Microsoft Windows 2000
- Microsoft Windows XP Home Edition
- Microsoft Windows XP Professional
- Microsoft Windows XP Tablet PC Edition
- Microsoft Windows XP Media Center Edition
- Microsoft Windows Server 2003
MS06-016
MS06-016は、下記を搭載した全てのFMVシリーズが対象となります。
(ビジネスユーザー向け情報はこちらをご覧ください)
- Microsoft Outlook Express 5.5
- Microsoft Outlook Express 6
MS06-017
MS06-017は、下記を搭載した全てのFMVシリーズが対象となります。
(ビジネスユーザー向け情報はこちらをご覧ください)
- Microsoft SharePoint Team Services 2002
4. 修正プログラムが適用されていることの確認方法
MS06-013〜MS06-016
Windows Updateの「インストールの履歴を表示」画面にて、修正プログラムが正しくインストールされたかを確認することができます。
MS06-017
Officeアップデートで、「アップデートの確認」画面の「既にインストールされているOfficeのアップデートを表示する」オプションで、修正プログラムが正しくインストールされたかを確認することができます。
5. 関連情報
※ なお、本内容は予告なく変更することがございます。