お客様各位
2011年6月15日
富士通株式会社
Windowsの脆弱性(2011年6月公開)に関するお知らせとWindows Updateのお願い
マイクロソフト社より、「マイクロソフト セキュリティ情報」が公開されました。
これらは Windowsのセキュリティ上の脆弱性(ぜいじゃくせい注1)に関する情報です。
Windows Update(ウィンドウズ アップデート注2)の実施をお願いいたします。
1. 脆弱性に関する詳細
- [重要] MS11-037 MHTML の脆弱性により、情報漏えいが起こる (2544893)
- [緊急] MS11-038 OLE オートメーションの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2476490)
- [緊急] MS11-039 .NET Framework および Microsoft Silverlight の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2514842)
- [緊急] MS11-040 Threat Management Gateway ファイアウォール クライアントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2520426)
- [緊急] MS11-041 Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2525694)
- [緊急] MS11-042 分散ファイル システムの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2535512)
- [緊急] MS11-043 SMB クライアントの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2536276)
- [緊急] MS11-044 .NET Framework の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2538814)
- [重要] MS11-045 Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2537146)
- [重要] MS11-046 Microsoft Ancillary Function ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (2503665)
- [重要] MS11-047 Hyper-V の脆弱性により、サービス拒否が起こる (2525835)
- [重要] MS11-048 SMB サーバーの脆弱性により、サービス拒否が起こる (2536275)
- [重要] MS11-049 Microsoft XML エディターの脆弱性により、情報漏えいが起こる (2543893)
- [緊急] MS11-050 Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2530548)
- [重要] MS11-051 Active Directory 証明書サービスの Web 登録の脆弱性により、特権が昇格される (2518295)
- [緊急] MS11-052 Vector Markup Language の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2544521)
2. アップデート手順
Windows Update を実施するにあたっての注意事項や手順については、以下のQ&A情報をご覧ください。
[Q&A情報] [Windows 7] Windowsの脆弱性に関する情報が公開されたときのWindows Updateの実行方法を教えてください。
[Q&A情報] [Windows Vista] Windowsの脆弱性に関する情報が公開されたときのWindows Updateの実行方法を教えてください。
[Q&A情報] [Windows XP] Windowsの脆弱性に関する情報が公開されたときのWindows Updateの実行方法を教えてください。
※ なお、本内容は予告なく変更することがございます。
- 以上 -
- 注1: 脆弱性(ぜいじゃくせい)
一般的にコンピュータやネットワークにおけるセキュリティ上の弱点を意味します。第三者によりシステムに侵入されたり、攻撃(データの改ざんなど)されたりする危険性があります。ほとんどの場合、ソフトウェアメーカーなどが提供する更新プログラム(パッチともいう)をインストールすることで、問題を解決することができます。 - 注2: Windows Update(ウィンドウズ アップデート)
Windowsの脆弱性を修正するためにWindowsを最新の状態にする機能です。詳しくはWindows Update(ウィンドウズ アップデート)ってなんだろうをご覧ください。