このページの本文へ移動

マカフィーセキュリティニュース

2019年のうち知っておきたい「VPN」って?

フリーWi-Fiを安全に使えるVPN

いよいよ2020年がやってきます。これからの時期は年末年始や年度替わり、大型連休などが続き、夏にはオリンピックの開催も控えています。ワクワクすることの多い1年になりそうですね。
大きなイベントでは現地に見に行く、ネット配信やSNSを通して楽しむ、などと楽しみ方はいろいろですが、多くの場面でスマホが活躍するだけに、フリーWi-Fiの電波を見つけたら利便性を活用したいもの。また意識していなくても、スマートフォンの機能で、「うっかり」フリーWi-Fiにつながってしまうこともあるでしょう。でも、そんなフリーWi-Fiのアクセスポイントの中には、危険も存在しています。今回は外出中のWi-Fi接続をより安全にする方法──VPNについて紹介します。
2019年のうちに基礎知識を身に付け、2020年を安心して迎えましょう!

1フリーWi-Fiの使用時、通信の安全を守るVPN

サイバー犯罪者はその時々のトレンドや大きなニュースを利用して、詐欺や攻撃を仕掛けようとします。世界的なイベントは、まさに“もってこい”。過去のオリンピックでも、ネットの普及とともにサイバー犯罪の被害が拡大してきました。

2016年のリオデジャネイロ大会では、120億回ものサイバー攻撃があったといわれており、4年を経た2020年にはそれ以上に規模になる可能性があります。世界中のサイバー犯罪者は今ごろ、悪知恵をめぐらせていることでしょう。

個人ユーザーを狙うサイバー犯罪としては、オリンピックに便乗した詐欺も考えものですが、今回考えたいのは「画面の外」すなわちフリーWi-Fiスポットも危険が潜んでいるということです(詐欺サイト対策について詳しくはこちら)。外国人旅行者の増加を見越し、2020年に向けてWi-Fiネットワークの拡充が進んできました。スタジアム周辺だけではなく、街中や地方都市などでも「あれ、ここでもつながる」と、フリーWi-Fiの普及ぶりに驚いた経験がある人も多いのではないでしょうか。

しかしフリーWi-Fiのアクセスポイントは、セキュリティ性が千差万別です。セキュリティが甘いアクセスポイントに接続すると、通信は傍受し放題。時にはWi-Fiスポットそのものが、悪意をもって設置されている場合すらあります。不正アクセスにより各種のパスワードや個人情報が流出し、乗っ取りやなりすましの被害を受ける可能性があるのです。

スポーツ観戦に限らず、大切な瞬間の写真をSNSに投稿したり、メッセージのやり取りを楽しんだり、Wi-Fi通信の電波にはたくさんの個人情報が乗っています。こんな通信の秘密を守るために比較的手軽に導入できるサービスとしてVPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)があります。これはその名の通り、仮想的な専用回線をネット上に作り、安全な通信ルートを確保する技術です。通信は暗号化されているので、たとえ傍受されたとしても、サイバー犯罪者は通信を解読することができないのです。

2デバイスの標準機能か、より簡単なVPNアプリで利用できる

VPNは1990年代に開発され、企業の拠点間の通信や、銀行などで用いられてた信頼性の高い技術です。それが近年ではインターネットに接続するスマートフォン、モバイル端末でも利用が広がり、身近になっています。特にこの数年で働き方改革が進んできた中で、リモートワークなどに活用している方も多いのではないでしょうか。

2020年に向けては、開催期間中の渋滞対策などでリモートワークがいっそう増えるともいわれます。プライベートでも仕事でも、VPNが役立つシーンがいっそう多くなりそうです。

VPNを使うためにはどうすれば良いのでしょうか。知識のある方なら、スマホやパソコンに標準で用意されているVPN接続機能を使用できます。

初心者の方や、使用方法が分かりづらい場合には、専用のアプリを使用することによってより簡単に導入することが可能です。Google Play、App Storeといった公式アプリストアには、個人向けのVPNアプリが多数揃っています。一般的には無料アプリより、なるべく有料版のアプリを選ぶことで、より安定した機能が期待できるでしょう。

マカフィーはVPNサービス「マカフィー セーフ コネクト」を提供しています。安定したVPN接続により、たとえWi-Fiにサイバー犯罪者が侵入しても、IPアドレスやユーザー名、パスワードといった通信の秘密が守られる環境をご提供しています。

ぜひ上手に活用して、いっそう楽しい2020年を目指しましょう!

Twitterで最新の更新情報やおすすめQ&A、アドバイスをお届けしています。