古いOSを使い続けるとどうなる? デメリットを知っておこう(2/3)
デメリットその2最新のセキュリティソフトが入れられなくなる
セキュリティソフトや画像編集ソフトなど、市販のソフトウェアは、動作環境として対応OSが指定されています。ソフトウェアメーカーが新しいソフトウェアを開発するときに、古いOSをずっとフォローし続けるのは難しいためです。
そこで、Windowsのサポート期間を目安として、対応を終えるソフトウェアも多くあります。そのため、サポート期間の終了後に新発売のソフトウェアを買ってきても、インストールできないといったことがありえます。
特に注意が必要なのは、セキュリティソフトです。パソコンをより安全に使うには、Windowsの更新プログラム適用と合わせてセキュリティソフトが欠かせません。なおかつ、新しいウイルスなどインターネットの脅威に日々対抗する必要があるので、古いセキュリティソフトを入れたままというわけにもいきません。もし最新版のセキュリティソフトを導入できなければ、パソコンの危険度がさらに増してしまう恐れが高いのです。
安心してインターネットを楽しむために、最新版のセキュリティソフトが動作するOSかどうか、お使いのパソコンをチェックしましょう。最新のノートン インターネットセキュリティ 2012(株式会社シマンテック)の場合、Windows XP、Windows Vista、Windows 7で動作します。
デメリットその3 最新の周辺機器が使えなくなる
ハードディスクなどの記憶装置やプリンターなど、多くの周辺機器は、パソコンにUSBケーブルで接続して使うことができます。けれども、こうした周辺機器も、サポート期間が終了したWindowsへの対応は、徐々に終えていきます。そのため、新発売の周辺機器を使ってみたい!と思っても、利用できないことがやがて起こります。
パソコンに接続した周辺機器は、「ドライバソフト」というプログラムでコントロールします。ドライバソフトはWindowsのバージョンごとに用意されていて、Windowsの更新プログラムとともに配布されたり、周辺機器に付属のCD-ROMに収録されたりしています。ドライバソフトも、他のソフトウェアと同様に古いOSをずっとフォローし続けることは難しいため、Windowsのサポート期間が終了すると、徐々に提供されなくなるのです。
パソコンに接続した周辺機器の動作には、OSごとに対応したドライバソフトが必要です。Windows Vistaで周辺機器を管理する「デバイスドライバ」の画面です。
パソコンを使い続けるにはどうすればいい?
Windowsのサポート期間終了後もパソコンを使い続けたい場合に、ベストなのは最新版のWindows へアップグレードする方法です。今なら、お使いのパソコンでWindows 7を利用できるか、「Windows 7 動作確認情報」にてご確認ください。 もし、アップグレードができない場合には、パソコンを安心して利用するためにも、将来的な買い換えをお勧めします。
Window 7の動作確認情報とアップグレード方法は、次のページを参考にしてください。