文章がスイスイ書ける!快適日本語入力のコツ(2/2)
入力したい文字をすぐに出す、変換のコツ
「ここではきものをぬいでください」をうまく変換するには?
IMEで文字を変換したとき、考えてもいなかった変な変換結果が表示されることがあります。余裕があるときには笑ってしまうようなおもしろい誤変換もありますが、忙しいときにはストレスの原因にしかならないものです。
1.[Shift]+カーソルキーで変換する文節を変更する
例えば「ここではきものをぬいでください」と入力して、変換してみましょう。「ここでは着物を脱いでください」と変換されましたが、本当は「ここで履物を脱いでください」と入力したかったという場合には、変換する文節を変更しましょう。
最初の文節が「ここでは」ではなく「ここで」となるように、[Shift]+[←]キーを1回押します。これで再度変換すれば、「ここで履物を脱いでください」と変換されます。
- [Shift]+[カーソル]キー
「ここではきものをぬいでください」を変換したところ。文字の下線が文節の区切りを示し、「ここでは」の下線が太くなっているのは、現在選択されている文節が「ここでは」になっていることを表しています。
[Shift]+[←]キーを1回押すと、最初の文節が「ここで」に変更されます。別の文節を変更したいときは、カーソルキーの左右で選択されている文節を切り替えられます。
再度スペースキーを押して変換すると、「ここで履物を脱いでください」と変換されました。
2.誤変換しそうな文章は、文節ごとに変換する
「ここで履き物を脱いでください」のように変換ミスを起こしやすい文章は、IMEの変換のくせに合わせて、「ここで」「履物を脱いでください」のように2回に分けて入力することで、変換ミスを防げます。
よくミスする文章の傾向を覚えておいて、適当な文節に区切って入力するようにすると、ミスを減らすことができます。
いったん「ここで」を入力してから「はきものをぬいでください」を入力して変換します。
変換ミスを起こすことなく、「履物を脱いでください」を入力できました。
3.変換を間違いやすい同音異義語は、前後の文節と合わせて変換する
短い文節ごとに入力すると、同音異義語の変換ミスが起こりやすくなります。例えば「確率」と「確立」などのように文字が似ている単語は、誤変換に気づかずに使ってしまい、はずかしい思いをした経験を持つ人も多いのではないでしょう。
このような間違いやすい同音異義語は、前後の文節と合わせて「せいこうのかくりつ」「しゅほうをかくりつ」のように入力して変換すれば、それぞれ「成功の確率」「手法を確立」と、適切に変換される可能性が高まります。
「かくりつ」だけで変換すると、「確率」「確立」「格率」と複数の候補が表示され、ちょっと迷ってしまうことも。きちんと確認できずに変換ミスを起こすことも多くなります。
「せいこうのかくりつがたかいしゅほうをかくりつした(成功の確率が高い手法を確立した)」のように前後の文節と合わせて入力し、変換することで、適切な変換結果を得やすくなります。
再変換機能を活用しよう
変換ミスをした文章を確定してしまったときは、最初から文章を入力し直さなくても、再変換機能で変換し直すことができます。再変換したい文字列を選択して[前候補/変換]キーを押すと、その部分を再度変換できます。文節の区切りを変更するなどして、変換をやり直しましょう。
再変換したい文章を選択([Shift]+カーソルキー、またはマウスで選択)し、[前候補/変換]キーを押します。
再変換が開始されました。変換をし直して[Enter]キーで確定します。再変換をキャンセルする場合は[Esc]キーを押します。