そうだったのか!セキュリティ対策ソフトのしくみと基礎用語(3/3)
Norton Internet Security 2012はセキュリティ対策機能がまとめて入った統合ソフト
2011年冬モデル以降(一部除く)の富士通製パソコンには、セキュリティ対策ソフトの「Norton Internet Security 2012」が入っています。Norton Internet Security 2012は、ウイルス対策はもちろん、ファイアウォールなどセキュリティ関連の機能がまとめて入った「統合セキュリティ対策ソフト」です。
サポート期間中であれば、ユーザーは特に何の操作もする必要はなく、常にパソコンのセキュリティを保つことができます。
さまざまなセキュリティ対策機能がまとめて入った「Norton Internet Security 2012」。株式会社シマンテックが販売。
単体のウイルス対策ソフトではなく、統合セキュリティ対策ソフトなので、セキュリティ関連の情報をまとめて管理できることが特徴です。各機能は、それぞれの設定画面から管理できます。IDやパスワードなど個人情報を保護する機能や、子どもがいる家庭向けの保護者機能なども利用できます。
ウイルス対策で検知される項目について、確認できます。「リアルタイム保護」が有効になっていれば、ウイルスやスパイウェアの活動をリアルタイムで監視し、怪しい活動があればすぐに検知します。
ファイアウォールの機能も搭載されています。Norton Internet Security 2012をインストールすると、Windows側のファイアウォール機能は自動でオフになります。
IDセーフの機能を利用すると、個人情報を保護できます。買い物サイトなどを利用する際のIDやパスワードを安全に保存できます。そして、サービスを利用する際には自動で入力できます。
「Norton Online Family」を追加すると、保護者向け機能を利用できます。子どもが危険なサイトを見ないようにブロックしたり、パソコンの利用時間を制限したりできます。
Norton Internet Security 2012の便利な機能を使ってみよう
Norton Internet Security 2012は、いったんインストールが完了すれば、特に操作したり意識したりする必要なく使うことができます。けれども、パソコンをより安全に利用するため、ユーザーが便利な機能を選んで実行することもできます。
友達からもらったファイルをスキャンする
友達からもらったファイルを開く前に、ウイルス感染のおそれないか、スキャンできます。あるいは自分から人にファイルを送るときにも、スキャンしておくと安心です。
ファイルを右クリックして、[Norton Internet Security]→[インサイトネットワークスキャン]を選択。
スキャンの結果、安全であることが確認されました。
検索結果のリンク先が安全かどうかチェックする
インターネットで検索を実行した際、検索結果に表示されたリンク先が安全かどうか、チェックできます。ホームページを開いたとたんにウイルスに感染するなどのリスクを減らすことができます。
検索結果の右に表示されたマークにマウスポインタを重ねると、安全なサイトかどうかを確認できます。
定期スキャンのタイミングを設定
Norton Internet Security 2012を使用して、定期的に、パソコン内の全ファイルをスキャンしておくと安心です。初期設定では、月に1度実行する設定になっていますが、スキャンのタイミングは自分の都合に合わせて変更できます。週に1回など、スキャンの回数を増やすこともできます。パソコンを起動しているけれど使っていない、食事中の時間などに設定しておいてはいかがでしょう。
Norton Internet Security Online メインウィンドウで[今すぐにスキャン]をクリックします。続いて、[カスタムスキャン]をクリックします。
[システムの完全スキャン]の[スキャンの編集]アイコンをクリックします。
スキャンを実行するタイミングで「週単位」を選んだ場合、曜日と開始時間を設定できます。
まとめ
便利なパソコンをいつまでも安心して使うために、セキュリティ対策は怠らないように、注意が必要です。各役割でバラバラなソフトを使うよりは、Norton Internet Securityのような統合セキュリティ対策ソフトを使う方が、管理が簡単なのでおすすめです。
そして、セキュリティ対策ソフトを使うときに欠かせないのは、サポート期間の確認です。最近のセキュリティ対策ソフトは、サポート期間が終了すると、すべての機能が使用できなくなります。パソコンを安全に使い続けるため、セキュリティ対策ソフトの更新も欠かすことがないように、お気をつけください。
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