高速・大容量から無線LAN搭載まで!SDカード最新事情(2/2)

FlashAir™に記録した画像や動画をF-LINKを使って無線LAN経由で取り込もう

F-LINKで設定をしたら、後は自動で写真や動画が取り込める

「F-LINK」は、富士通製の携帯電話またはiPhone、Android 2.1以上を搭載したスマートフォンと、FMVを無線LANで接続して、自動的に写真や動画を取り込めるようにするソフトです。また、無線LANが使えるSDカードのFlashAir™を挿入したデジタルカメラまたはデジタルビデオカメラから、撮影した写真や動画を無線LAN経由で取り込むこともできます。

ここでは、最新版(バージョン2.1.0.0)での操作方法を解説します。2012年夏モデル以降をお使いの方は、以下のQ&Aを参考にアップデートナビを利用して、最新版にアップデートしてください。

2012年春モデル以前のFMVをお使いの方は、以下のページから最新版をダウンロードしてください。
※Windows XP以前とWindows Vistaの64ビットのOSには対応していません。

F-LINKに登録する

最初に、取り込みを行うためにF-LINKにFlashAir™を登録します。FlashAir™をパソコンのカードスロットに挿入し、F-LINKで[登録]をクリックするだけの簡単な操作です。

SDカードスロットに、FlashAir™を挿入している写真

最新バージョンのF-LINKをインストールしたパソコンのSDカードスロットに、FlashAir™を挿入します。

次へ

タスクバーに「F-LINKからのお知らせ」が表示されている画面イメージ

FlashAir™が認識されると、タスクバーに「F-LINKからのお知らせ」が表示されます。

次へ

[登録]をクリックしている画面イメージ

F-LINKが起動します。F-LINK以外のソフトが起動した場合は終了してください。この画面で[登録]をクリックします。
[自動取り込み]のチェックを外すと自動取り込みが行われなくなり、手動取り込みで写真や動画を取り込むことになります。

次へ

[OK]をクリックしている画面イメージ

登録が完了し、「[flashair]を登録しました。」が表示されました。[OK]をクリックするか、一定時間が経過すると、このウィンドウが消えます。これで準備は完了です。FlashAir™を取り外しましょう。

次へ

FlashAir™をデジタルカメラに挿入している写真

設定が完了したFlashAir™をデジタルカメラやデジタルビデオカメラに挿入し、写真や動画を撮影します。

自動取り込みをする

写真や動画の自動取り込みをしましょう。パソコンにデジタルカメラを接続したり、SDカードを挿入したりといった操作をしなくても取り込みができ、とても便利です。

FlashAir™からの取り込みをするためには、FMVとFlashAir™を無線LANの電波が届く距離(同じ机の上や、同じ部屋の中。10m程度離れても届く場合もあります)に置き、両方を通信可能にします。

注)写真や動画の点数が多いと取り込みに時間がかかりますが、カメラのパワーセーブが働いて途中で電源が切れると、取り込みに失敗することがあります。注意しましょう。

「F-LINKからのお知らせ」が表示されている画面イメージ

FMVの無線LANをオンにして、FlashAir™を挿入したデジタルカメラやデジタルビデオカメラの電源もオンにし、しばらく待ちます。F-LINKがFlashAir™に無線LANで接続すると「F-LINKからのお知らせ」が表示され、自動取り込みが実行されます。

次へ

[フォルダを開く]をクリックしている画面イメージ

自動取り込みが完了すると「正常に終了しました」と表示されます。写真を確認するために[フォルダを開く]をクリックしましょう。

次へ

F-LINKの取り込み用フォルダーに撮影日ごとのフォルダーが作成され、写真が保存されている画面イメージ

F-LINKの取り込み用フォルダーが開きます。撮影日ごとのフォルダーが作成され、写真が保存されています。

手動取り込みをする

まとめて取り込みをしたいときなどには、手動での取り込みをすることもできます。FMVとFlashAir™を無線LANの電波が届く距離に置き、両方を通信可能にしておくことは自動取り込みと同じです。その後F-LINKを起動して、取り込みを行います。

「F-LINK(SD)」のアイコンをクリックしている画面イメージ

FMVの無線LANをオンにし、FlashAir™を挿入したデジタルカメラやデジタルビデオカメラの電源もオンにして、パソコンの画面右下の通知領域にある「F-LINK(SD)」のアイコンをクリックします。

次へ

メッセージの左側のアイコンをクリックしている画面イメージ

F-LINK for Windowsの画面が表示されるので、メッセージの左側のアイコンをクリックします。

次へ

[すべて取込む]をクリックしている画面イメージ

取り込み方法の選択画面が表示されました。ここでは[すべて取込む]をクリックします。

次へ

データ取り込みが開始された画面イメージ

取り込みが開始されます。取り込みが完了すると、自動取り込みの場合と同じく「正常に終了しました」が表示されます。

無線LANを利用した取り込みは、ちょっとした外出時などに撮った写真を、すぐに取り込む手間を省くために、おおいに役立ちます。一方で、まとめてたくさんの写真を撮ったときには、転送に時間がかかり、途中でカメラのパワーセーブが働いてしまうこともあるため、かえってめんどうになってしまうケースも少なくありません。

旅行やイベントなどで、写真や動画を何十枚、何百枚も撮影したときには、無線LANを利用して取り込むよりも、普通のSDカードのようにパソコンに挿入して取り込むほうが、速く取り込むことができます。状況に応じて、使い分けるようにしましょう。

まとめ

SDカードも進化している

SDカードは、10年以上使われているメモリーカードになります。microSDカードなどのサイズや、容量、読み書き速度など、対応機器に応じて進化してきました。

デジタルカメラなど、古い機種から最近の機種に買い換えた際は、SDカードも新しい規格に対応したものを用意しましょう。古いSDカードよりも容量が多く、読み書き速度も速いので、周辺機器のパフォーマンスを最大限に利用することができます。

また、無線LANを搭載したSDカードは、これまでと違った使い方ができますので、デジタルライフがよりいっそう広がる可能性があります。ぜひ試してみてください。

最新の更新情報やおすすめQ&A、アドバイスをお届けしています。
ページの先頭へ