Windows 10のサポートが終わる前にやっておくべきこと
現在、Windowsの最新バージョンはWindows 11ですが、1つ前のWindows 10がまだ現役という方もいらっしゃるでしょう。けれども、注意が必要です。マイクロソフト社によるWindows 10のサポートは2025年10月14日に終了します。サポートが終了すると、何が起こるのか、どのように備えれば良いのかについて、知っておきましょう。
公開日2024年11月27日
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Windows 10のサポートが終わるとどうなるの?
マイクロソフト社が提供するOS「Windows」のサポートには、期限があります。サポートが終了したとたんに、パソコンが使えなくなるわけではなく、引き続き使うことはできますが、さまざまな危険に遭遇したり、不便な思いをすることが起こり得る状態になるのです。
その1つが、ユーザーのために配信されてきたプログラムが提供されなくなることです。Windowsには、より便利に快適に使用するための更新プログラムが定期的に提供されています。さらに、ウイルスからの攻撃を受ける可能性があるような弱点が見つかったら、改善するためのセキュリティプログラムも提供されています。
サポートが終了すると、こうしたプログラムが提供されなくなります。特に、セキュリティプログラムの提供が止まると、ウイルス感染や情報漏洩のリスクが一気に高まることになり、パソコンにとって危険な状態になります。最近では、ウイルスやマルウェアの増加、重要データの漏洩などの事件が増えています。
また、サポート終了に伴い、これまで使っていたソフトウェアや周辺機器も、Windows 10向けのサポートを順次終了していきます。そうなると、ソフトウェアを介したセキュリティリスクも高まるだけでなく、将来的に周辺機器が使用できなくなる可能性も出てきます。
サポート期間中は、常にアップデートが必要
Windows 10もWindows 11の場合も、サポート期間中は、常にアップデートして最新のバージョンにしておくことをお勧めします。
Windows 10については、現時点でバージョン「22H2」には最低限アップしておく必要があり、古いバージョンの「21H2」はすでにマイクロソフト社のサポートが終了している状態です。アップデートすることで、サポートを受けられるようになります。
Windowsのバージョンを確認するには、スタートメニューから「設定」を開きます。「システム」の「詳細情報」を開くと、エディションがWindows 10であることを確認できます。
Windows 11のバージョン情報です。Windows 11でも同様の画面で確認できます。
Windows 10のサポートが終わる前にどうすればいいの?
サポートが終わる前にやっておくべきことの1つに、いま使っているパソコンをWindows 11にアップグレードする方法があります。ただし、パソコンのハードウェアがアップグレードの要件を満たさない場合は、アップグレードすることができません。
お使いの機種がアップグレード対象かどうかは、「Windows 11アップグレード情報」から確認できます。
ただ、アップグレード可能な場合にも、パソコンが古い場合は買い替えを検討した方がよいでしょう。Windows 11の動作には、Windows 10よりも高いマシンスペックが必要になります。ぎりぎりのスペックのままでは、快適な利用ができない可能性があるためです。
Windows 11へのアップグレード要件を満たさない場合には、パソコンの買い替えがオススメです。
データの移行はできるの?
古いパソコンから新しいパソコンに買い替えるときには、これまで使用していた設定やデータを引き続き使えるように、移行する方法があります。「スマート引越しガイド」「パソコン乗り換えガイド」などを使えばスムーズなので、リンク先でご確認ください。
また、Windows 11へのアップデートで、これまでのデータをそのまま使うことも可能です。ただし、アップデート中の万が一のトラブルでデータを失うことがないように、必ずバックアップをとっておくことにしましょう。バックアップ方法もリンク先で確認することができます。
最新のパソコンで快適な環境に
最新のパソコンなら、もちろんWindows 11の動作に必要な環境を十分に満たしています。最新の機能を使うことができ、より長い期間、快適に使い続けることができるでしょう。Windows 10とWindows 11の操作性に、大きな違いはないので、それほど迷わず使い始められます。
例えば、最新のLIFEBOOK UHシリーズは超軽量でコンパクト、スタイリッシュなデザインです。最新のAI対応CPUを搭載し、オンライン会議・学習も快適に行えます。記憶装置のSSDは、高速起動・高速処理を可能にしてくれます。
LIFEBOOK WU2/J3
最新の「LIFEBOOK WU2/J3」は、ACアダプタとセットでも1kgを切る軽さが特徴で、モバイル用途に最適です。新しくWindowsに搭載されたAIアシスタント「Copilot」をワンタッチで呼び出せる「Copilotキー」も搭載しています。
その他にも、FMVシリーズにはさまざまなモデルが用意されています。自宅での利用がメイン、大画面で動画を見たいなど、自分の用途に合わせて選んでみると良いでしょう。
まとめ
マイクロソフト社によるWindows 10のサポート終了まで、1年を切りました。サポート終了後もパソコンを使い続けると、ウイルス感染による情報漏洩など、さまざまなリスクにさらされることになり、危険です。直前であわてないように備えておくことが必要です。
Windows 11へのアップグレードで対応する方法があるほか、将来を見越して、用途に応じた最新のWindows 11パソコンを選ぶ方法がオススメです。
こんなサポートもあります
今回はWindows 10のサポートが終わる前にやっておくべきことについてご紹介しました。他にも、パソコンの操作方法でわからないことがある、もっとパソコンについて詳しく知りたい、とお考えの方もいるかと思います。当社では「PCコンシェルジュ」という有料サービスをご用意しており、豊富な知識と高いスキルをもった専任アドバイザーが、パソコン活用相談など、幅広い範囲のご相談をお受けします。わかりやすいとご好評をいただいているリモートサポートが利用できます。なお、「FMV プレミアムサービス あんしんスタンダード」という月額サービスによる割引もございますので、ぜひご利用ください。