フォトアプリを使って写真を管理・編集しよう
Windows 11に標準でインストールされている「フォト」アプリを利用すれば、パソコンに保存されている写真を一括で管理することができて便利です。
また、写真をトリミングしたり色味を調整したりといった簡単な編集も行うことができます。
公開日2025年6月25日
掲載内容は公開当時のものであり、最新情報と異なる場合があります。
操作方法や画面例などは、公開時のものです。アップデート等により、動作や画面が異なる場合がありますので、ご了承ください。
フォトアプリを起動してみよう
まずはフォトアプリを起動してみましょう。アプリが起動すると、「ピクチャ」フォルダーに保存されている写真が、時系列で一覧表示されます。
「スタート」ボタンをクリックし、「フォト」をクリックします。ピン留めされていない場合は、「すべて」をクリックしてアプリの一覧を表示し、「フォト」をクリックしてください。

フォトアプリが起動し、「ギャラリー」画面が表示されます。初期状態は、「ピクチャ」フォルダー内の写真が一覧表示されます。
フォトアプリに表示する写真を追加する
「ピクチャ」フォルダーに写真を追加すれば、ギャラリーに自動的に追加されます。
そのほか、「ピクチャ」フォルダー以外のフォルダーを追加したり、スマートフォンやデジタルカメラ、USBメモリなどの外部デバイスから写真をインポートすることもできます。
フォルダーを追加する
「このPC」を右クリックし、「フォルダーの追加」をクリックします。

「フォルダーの選択」ダイアログボックスで表示したいフォルダーを選択し、「フォルダーの選択」をクリックします。

フォルダーが追加されました。
スマートフォンやデジタルカメラ、USBメモリなどの外部デバイスから追加する
写真が保存されている外部デバイスをUSBケーブルでパソコンに接続し、「インポート」をクリックし、一覧から接続したデバイスを選択します。ここではiPhoneの写真を追加してみます。

写真の一覧が表示されるので、追加したい写真をクリックして選択し、「●項目の追加」をクリックします。
※●には選択した個数が入ります。

インポートする写真の保存先のフォルダーを選択し、「インポート」をクリックします。

選択した写真が追加されました。
写真を管理しよう
フォトアプリに表示されている写真を管理してみましょう。
作成日で写真を表示する
ギャラリーは作成日順に表示されています。スライダーを利用すると、簡単に目的の年月の写真を表示することができます。
ギャラリーの右側のスライダーにて、表示する写真を月単位で選択できます。
目的の写真を検索する
ギャラリーは、「ピクチャ」フォルダー内の全てのフォルダーの写真が一覧されています。特定のフォルダーに保存されている写真だけを表示したい場合は、検索を利用できます。
ウィンドウ上部の検索ボックスに表示したい「ピクチャ」フォルダー内のフォルダー名を入力して検索すればフォルダーの写真だけを表示できます。
気に入った写真を「お気に入り」にする
ギャラリーでは、「ピクチャ」フォルダー内の写真が全部表示されてしまいます。あらかじめ気に入った写真を「お気に入り」に登録しておけば、すぐに写真を表示することができます。
一覧で写真をクリックして開き、「お気に入りに追加」をクリックします。

「お気に入り」をクリックすると、お気に入りだけを表示することができます。
OneDriveを利用する
OneDriveは、Microsoftアカウントを持っていれば使用できるクラウドサービスです。フォトアプリからも利用することができます。
左のメニューから「OneDrive」をクリックして「OneDriveにサイン」をクリックします。

OneDriveを利用して写真を他のデバイスと同期することができます。
写真を共有する
フォトアプリに表示されている写真は、共有機能を使って、他のアプリでも使用することができます。
共有したい写真を右クリックし、「共有」を選択します。

共有したいアプリを選択します。Outlookを選べば、写真を添付したメールを作成できます。
写真はスライドショーにもできる
写真を選択してスライドショーを作成することができます。
スライドショーにしたい写真を選択し、「スライドショーの開始」をクリックします。

スライドショーが開始されます。
写真を編集しよう
写真を加工して編集してみましょう。
加工したい写真をクリックして開き、「編集」をクリックします。

編集画面が開きます。
トリミング
写真の周囲に無駄な部分がある場合、トリミング機能を使えば、必要な部分だけを抜き出すことができます。
「トリミングする」をクリックします。ハンドル(画像の周囲に表示されているマーク)をドラッグして枠の大きさを変更します。
調整
写真の明るさや色味などを調整することができます。写真がちょっと明るすぎる、少しぼやっとしているなどといったときに、調整することができます。
「調整」をクリックします。「明るさ」や「コントラスト」などのスライドバーをドラッグして調整します。

画像をマウスで長押しすると、調整前の元の画像が表示され、調整具合を確かめることができます。
フィルター
写真にさまざまな効果を与えることができるフィルターが用意されています。フィルターを使えば、色調や明るさを調整したり、モノクロにしたりといったことがワンクリックでできます。
「フィルター」をクリックします。設定したいフィルターをクリックします。

フィルターが設定されます。「強さ」のスライドバーでフィルターの効果の強さを設定できます。
マークアップ
写真に手描きで書き込むことができます。ペンや色、太さなどを選んで、マウスで直接描き込みます。
「マークアップ」をクリックします。画面下のアイコンでマークアップの種類を選択します。

マウスをドラッグして描き込みます。
消去
写真に不要な物が写り込んでいる場合に、消去機能を使えば、指定した部分を消去して、違和感なく修正することができます。
「消去」をクリックします。「ブラシのサイズ」でブラシのサイズを設定し、削除したい部分をブラシで塗りつぶします。

選択した部分が消去されます。
背景
背景機能では、自動的に写真の背景と思われる部分を選択し、ぼかしたり削除したりすることができます。
2023年以降に新しく追加された機能です。
「背景」をクリックします。自動で写真の背景が選択されます。

「背景ブラシツール」をオンにすると、背景部分を追加したり、削除したりすることができます。

「ぼかし」、「削除」、「置換」をクリックすると、背景部分を変更できます。
編集を最初からやり直したくなったら
思った通りの編集ができなかった場合、「リセット」をクリックすることで、編集前の画像に戻すことができます。
「リセット」をクリックすると、今までに行った編集をすべて解除し、元の画像に戻すことができます。
編集後の画像はコピーとして保存しておこう
編集後の画像は、「保存オプション」をクリックして保存します。念のため、元のデータを上書きしないよう、「コピーとして保存」を選択して、別の画像として保存しておきましょう。
「保存オプション」で「コピーとして保存」を選択すると元の写真とは別の画像として保存されます。
まとめ
パソコン内の写真の管理だけでなくて、簡単な加工までできてしまうWindows 11の「フォト」アプリ。
デジタルカメラやスマートフォンで撮った写真をパソコン上で管理し、いろいろと編集して楽しんでみてはいかがでしょうか。
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今回は「フォトアプリを使って写真を管理・編集しよう」についてご紹介しました。他にも、パソコンの操作方法でわからないことがある、もっとパソコンについて詳しく知りたい、とお考えの方もいるかと思います。当社では「PCコンシェルジュ」という有料サービスをご用意しており、豊富な知識と高いスキルをもった専任アドバイザーが、パソコン活用相談など、幅広い範囲のご相談をお受けします。わかりやすいとご好評をいただいているリモートサポートが利用できます。なお、「FMV プレミアムサービス あんしんスタンダード」という月額サービスによる割引もございますので、ぜひご利用ください。