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エクセル関数塾

第1回塾生は関数を知るべし!関数入力の基本とSUM関数

塾長ー!
新しいパソコンを買ったので、エクセルで小遣い帳をつけはじめました!
でも、めんどうで挫折しそうなんです。

表を作って、使った金額などを入力しても、合計や平均を電卓で計算すると、月の最後はわけがわからなくなっちゃうんですよね。
何か簡単な方法ってありませんか?

わしが、エクセル関数塾塾長!関 数之進(せきかずのしん)である!
エクセルで小遣い帳とは、良い心がまえじゃ。
しか〜し!エクセルを使っているのに、電卓を使っているからいかんのじゃよ!

エクセルで作った表を見せてごらんなさい。これならいちいち電卓で面倒な計算をしなくても、簡単に合計が出せるぞ。
いい機会だから、今回はエクセルを使った計算方法について、極意書を使って説明しよう!

関数塾 極意書

関数の基本とSUM関数を学んで簡単に計算しよう

Microsoft Office Excel(エクセル)は、「表計算ソフトウェア」という分類のソフトウェアです。
表を作成して見栄えを整えることはもちろん、強力な計算機能を備えています。

ここでは、基本的な計算機能について、紹介します。

四則演算

四則演算とは、「足し算」「引き算」「掛け算」「割り算」のことですが、エクセルでは「セル」の中にそれぞれの計算式を入力していきます。

四則演算の記号は、足し算が“+”、引き算が“-”、掛け算が“*”、割り算が“/”です。
掛け算の記号は“×”ではなく“*”(アスタリスク)、割り算は“÷”ではなく、“/”なので、注意しましょう。

エクセルでは、複雑な計算もできますが、ここでは基本的な計算方法を紹介します。

例えば次のような計算をエクセルで計算するとしましょう。
「2980+315」

エクセルのセルに「2980+315=」と入力してみると、計算されずに表示されるだけです。
エクセルでは、最初に“=”(イコール)を入力して、そのうしろに計算式を入力します。(“=”の入力はShiftキーを押しながら「-ほ」のキーを入力します)

エクセルのセルに次のように入力してみましょう。
「=2980+315」

セルに計算式を入力している画面イメージ

セルに計算式を入力し、「Enterキー」を押します。

次へ

計算結果を表示している画面イメージ

式が計算され、計算結果が表示されます。

掛け算や割り算も同じように入力することで、計算結果を求めることができます。

セルを指定した計算方法

基本的な計算方法の次は、セルの番号を指定した計算方法を紹介します。
エクセルでは、行と列の番号を組み合わせた「セル番地」でセルを指定することができます。
例えば、E列の7行目は「E7」のセル番地になります。

E列の7行目の「E7」を選択している画面イメージ

E列の7行目なので、「E7」と表現されます。

このセル番地と四則演算を組み合わせることで、計算することができます。塾生が作成した小遣い帳を例に説明しましょう。
セル「E8」に「=E3+E4+E5+E6+E7」と入力します。

セル番号を足していく式をセル「E8」に入力している画面イメージ

セル番地を足していく式をセル「E8」に入力します。

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合計金額が表示されている画面イメージ

入力が終わったら「Enterキー」を押します。計算結果が表示され、合計金額が表示されます。

セルを指定した計算は、セルの内容を変更すると計算結果が自動的に変更されるので、計算もれなどのミスも防ぐことができます。
セルE3の値を「2950」から「3500」に変更してみましょう。

セルの数字を変えても、答えの合計値が変わらない画面イメージ

セル内の数字を足して合計を出したとき、セルの数字を変えても答えの合計値は変わりません。

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セルの値を変えたときに、自動的に再計算されている画面イメージ

セル番地を指定して合計を出せば、セルの値が変わったときに、自動的に再計算されます。

関数を使った計算方法

セルを指定した計算方法で合計金額を求めることができましたが、数が多くなってくると大変ですよね。
そこで次は、関数を使った計算方法を紹介しましょう。

E3〜E14まで金額が入力された小遣い帳で、合計金額を計算するSUM関数を使ってみましょう。

E15を選択して「=SUM(E3:E14)」と入力している画面イメージ

E15を選択して「=SUM(E3:E14)」と入力します。

次へ

合計金額が表示されている画面イメージ

入力して「Enterキー」を押すと合計金額が表示されました。

「SUM」は「合計」という意味の英単語です。その後ろのカッコは関数の範囲を指定しています。
ここでは「E3〜E14までの範囲」という指定をしています。

表計算では頻繁に合計を求めるので、SUM関数はリボンメニューの[数式]タブにボタンとして備わっています。

リボンメニューの数式タブをクリックしている画面イメージ

リボンメニューの数式タブをクリックすると「∑オートSUM」と書かれたボタンがあります。

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合計の数字を入力したセル(E15)を選択して「∑」ボタンをクリックし、数式が入力されている画面イメージ

合計の数字を入力したセル(E15)を選択して「∑」ボタンをクリックすると、先ほどと同様の数式が入力されました。もう一度クリックすると、関数が入力されます。

「∑」ボタンの下「オートSUM▼」の部分をクリックすると、「合計」の他にも「平均」などの関数があることも確認できます。

エクセルには、専門的な値を計算するものや、セルに入力された文字列を操作するもの、セルの中から効率的にデータを探し出すものなど、便利な関数がたくさん用意されています。エクセル関数塾では、これから、さまざまな関数の使い方を紹介していきますので、ぜひ毎回チェックしてみてください。