塾長!お身体の調子はいかがですか?
私の教室では、試験の欠席者が多くて、点数付けが大変なんですよ!
試験結果を入力した一覧から欠席者の人数を数えているのですが、エクセルの関数を使って、点数が入っていない空白のセルを数えることはできるのでしょうか?
わしが、エクセル関数塾塾長!関 数之進(せきかずのしん)である!
わしは、いつも元気ハツラツ!頭もよく使うが、身体の健康管理も万全じゃ!
さて、欠席者の人数を数えたい?「COUNTBLANK関数」を使えば、欠席で点数の入っていない「空白セルの数」を一発で数えることができるんじゃ。その技を極意書を使って説明しよう!
エクセルでは、COUNTBLANK(カウントブランク)関数を使って、空白のセルの数を数えることができます。一覧の中から空白のセルを探す関数なので、「スペース」キーなどでスペースが入っていたり、IF関数などで非表示の値が入っているときなどはカウントされません。
ここでは、COUNTBLANK関数の基本的な書式と機能について紹介します。
COUNTBLANK関数は次のように入力します。
=COUNTBLANK(範囲)
引数の「範囲」には、空白セルを数えたいセル範囲を指定します。
関数を入力するときは、[関数の挿入]ボタンをクリックして、[関数の分類]で[統計]を選択すると、COUNTBLANK関数が入力できます。
また、Excel2007と2010では関数ライブラリの[統計]からも選択できます。
今回の例では、C列に点数が入力されています。試験の欠席者は「空白」になっています。セルE4に欠席者の人数を求める関数を入力してみましょう。
COUNTBLANK関数を使えば、範囲内の空白のセル数が求められますが、平均値を求めるために、これを利用することができます。次の例は、各日の売上数の記録です。1回の売上で、平均何個売り上げたかを求めるには、単純に日数で割ると売上のない日も含まれて正確な平均が求められません。そこで、「売上なし」の日を求めて、日数から引くことで、売上のあった日のみ平均値の計算式に利用できます。
この表で入力されている計算式
セルI4:合計「=SUM(C4:H4)」
セルK4:1回平均「=I4/(6-J4)」
(注)1回購入の平均値は、6日間の売上から売上のなかった日を引いた日数で合計値を割る
COUNTBLANK関数は、範囲の中で空白のセルを数える関数です。正しく空白セルの数が求められないときは、範囲内をよく確認してください。エクセルのセルは、表面上は空白に見えても、「スペース」が入っていたり、実際にはIF関数などが入っていて、空白セルのように見せているようなセルもあります。そのようなセルは「入力済み」と認識されてカウントされません。COUNTBLANK関数を利用するときは、「セルに何も入っていない空白」が含まれるようにしてください。
次のようなボランティア参加予定を作成してみましょう。
次の表は、ボランティア参加予定です。欠席した人の人数を求めてみましょう。
問題に必要なエクセルのファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードするには、下記のファイル名を右クリックして、メニューから「対象をファイルに保存」を選択してください。
本講座では、ファイルの保存先を《ドキュメント》としています。
ダウンロード方法がわからない場合は、下記ページをご参照ください。