塾長!エクセル関数塾の連載も続き、新規の入学申し込みや過去の連載の問い合わせが増えて、喜ばしいことなのですが、事務局は大忙しです。
実は、過去の連載のリンク集を作っているのですが、[挿入]からWebページのリンクをひとつずつ作成していくのは、とても大変なのです。何かお知恵はございますでしょうか?
わしが、エクセル関数塾塾長!関 数之進(せきかずのしん)である!
過去の連載のリンク集?それは役に立ちそうだな。これだったら、「HYPERLINK関数」を使って、簡単にリンク集を作成できるぞ。その技を極意書を使って説明しよう!
HYPERLINK関数は、セルの中にリンクを埋め込み、さらに表示する文字列を指定できる関数です。関数でリンクを挿入するので、[挿入]-[ハイパーリンク]で挿入したリンクと違い、引数を変更するだけで簡単にコピーができます。
ここでは、HYPERLINK関数の基本的な書式と機能について紹介します。
HYPERLINK関数は次のように入力します。
=HYPERLINK(リンク先,別名)
HYPERLINK関数は、リンク先へのハイパーリンクを埋め込む関数です。引数の「別名」は、セルに表示する文字列を指定できます。リンク先は、インターネット上のWebページだけでなく、ハードディスク上の別ファイルなどを指定することもできます。
HYPERLINK関数は、[関数の挿入]ボタンをクリックして[関数の分類]で「検索/行列」を選択すると、関数が簡単に入力できます。また、Excel2007と2010では関数ライブラリからも選択できます。
今回の例では、B列にリンクを埋め込む列が作成されています。エクセル関数塾のWebページへのURLを埋め込み、タイトルを表示します。次のように関数を入力してみましょう。
[リンク先]に「http://azby.fmworld.net/usage/excel-function/001/」、[別名]に「関数入力の基本とSUM関数」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
[挿入]−[ハイパーリンク]でリンクを挿入しても、セルにリンクを埋め込むことができますが、HYPERLINK関数でリンクを埋め込むと、式のコピーや編集ができるので、リンク一覧を作る場合に便利です。例えば、エクセル関数塾のリンク集の場合、引数の一部を修正するだけで次回以降のリンクが簡単に作成できます。
HYPERLINK関数は、セルにジャンプ先の位置を指定して、リンクを作成できる関数です。よく利用するWebページなどを一覧で登録しておけば、毎回検索したり、お気に入りを開いたりする手間が省けるリンク集を作成できます。
次のような、リンク集を作成します。セルB4からB6に参考のデータを参照しながらリンクを作成してみましょう。
問題に必要なエクセルのファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードするには、下記のファイル名を右クリックして、メニューから「対象をファイルに保存」を選択してください。
本講座では、ファイルの保存先を《ドキュメント》としています。
ダウンロード方法がわからない場合は、下記ページをご参照ください。