学生時代によく遊んだゲームの最新版が発売になったので、久しぶりにパソコンゲームを買いました。学生の頃はよく徹夜で遊んだよ、なんて話を職場でしていたら、アルバイトの子が「うちのパソコンはお父さんしかゲームをインストールできないから、そんなゲームはインストールしてもらえませんね」だって。家族全員で使うパソコンらしいけど、なんでお父さんしかインストールできないの?
家族全員が使えるなら全員がインストールできるよ。使い方を知らないだけだね
ユーザーごとに権限を設定して、お父さんしかインストールできないようにできるのよ
DVD-ROMドライブを取り外して、お父さん専用にできるパソコンがあるんだよ
家族ひとりひとりに「アカウント」を作成し、利用できる機能を制限することで、お父さんにしかソフトのインストール・アンインストールなどができないように設定できます。これによって、パソコンに詳しくない家族の操作ミスや、子どもが勝手にゲームをインストールして遊びすぎてしまうことなどを防止できます。
家族で一台のパソコンを使うときには、ひとりひとりに「アカウント」を設定して、みんなで使い分けることができます。例えば、兄弟ひとりひとりのアカウントがあれば、それぞれ好きな壁紙を設定できるなど、みんなのアカウントを設定することでパソコンがより使いやすくなります。
アカウントの種類には「管理者」と「標準ユーザー」の2種類があります。「管理者」はパソコンのすべての操作ができますが、「標準ユーザー」はソフトのインストールなど、パソコンのセキュリティにかかわる操作ができません。パソコンに詳しいお父さんだけを「管理者」にしておけば、他のみんながうっかりミスでパソコンの設定をおかしくしてしまったり、知らない間に知らないソフトがインストールされたり、といったトラブルを防ぐことができます。
パソコンを使う家族ひとりひとりの知識や、やらせたいこと、やらせたくないことは違いますから、アカウントごとにできることを適切に設定することは、パソコンと家族を守ることにつながります。
Windows Vistaでは「保護者による制限」機能(「ペアレンタルコントロール」と呼ばれることもあります)が充実していて、子どものアカウントに利用できる時間帯、閲覧できるホームページ/できないホームページ、遊んでいいゲームなど、詳細な利用制限を設定できるようになりました。パソコンの利用について家族でルールを決めたら、それに合わせて制限を設定できます。
コントロールパネルの[ユーザーアカウントの追加または削除]−[新しいアカウントの作成]から、アカウントを作成します。このときにアカウントの種類を[管理者]または[標準ユーザー]から選びます。
コントロールパネルの[ユーザーアカウントの追加または削除]からアカウントを選択すると「アカウントの変更」画面が表示されます。ここでアカウントの種類を変更したり、「保護者による制限」の設定を行うことができます。
保護者のアカウントを管理者、子どもを標準ユーザーにすると「保護者による制限」を利用できます。制限の内容としては、以下のようなものがあります。
「保護者による制限」では、パソコンの利用について細かい設定ができ、実際の利用状況をレポートで確認することもできます。
「保護者による制限」などを使って有害サイトをブロック適切にインターネットを楽しむための、制限機能やフィルタリングの使い方を紹介します。
Q&A [Windows Vista] 保護者による制限を有効にする方法を教えてください。アカウントの管理と「保護者による制限」機能の使い方を詳しく解説します。
パソコン小ワザ集 アカウントごとにパソコンの利用時間を設定する「保護者による制限」で利用時間を制限する方法を簡単に紹介しています。
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