掲載日:2009年3月11日
「デジタルカメラで撮影した写真をどんどんパソコンに保存したら、必要な写真がどこにあるのかわからなくなった」「写真の種類ごとにフォルダで分類しているけれどもっといい方法はないだろうか」など、こういった悩みをお持ちの方はいませんか? 写真の整理が苦手な方でも、Windows Vistaなら写真の取り込みから管理まで簡単に行うことができます。
デジタルカメラで撮影した写真をパソコンに取り込むには、デジタルカメラに付属のケーブルを使って転送したり、カードリーダーを別途用意して読み込んだりなど、いくつかの方法があります。最近のFMV(EKシリーズを除く)にはダイレクト・メモリスロットが用意されているので、デジタルカメラのメモリカードを差し込めば、カード内の写真データを直接取り込むことが可能です(機種によってダイレクト・メモリスロットがデジタルカメラのメモリカードに対応していない場合があります。詳しくはFMVの製品情報をご覧ください)。
Windows Vistaでは、メモリカード挿入時にカードに保存されているファイルの種類に応じて、画像を取り込んだり、表示したり、フォルダを開いたりといった動作を指定できます。これは自動再生機能と呼ばれるもので、この機能を利用すれば写真を簡単にパソコンに取り込むことが可能です。
デジタルカメラのメモリカードをカードスロットに挿入すると、「自動再生」画面が表示されるので「画像の取り込み」をクリックします。
「画像とビデオを読み込んでいます」画面が表示されます。取り込み方法を設定したい場合には「オプション」をクリックします。
「設定の読み込み」画面が表示されます。「フォルダ名」には撮影日や取り込む日付を付けることができ、「ファイル名」では元のファイル名のままにするか、タグを付けて連番のファイル名に変更するかを選択可能です。設定を変更したら「OK」をクリックします。
設定を変更した場合にはこのような画面が表示されるので「OK」をクリックします。
「これらの画像をマーク」では、取り込む写真に「タグ」と呼ばれる分類項目を設定することができます。タグについては後ほど説明しますが、この欄に入力した内容は取り込む写真すべてにタグとして追加されるため、写真の内容が異なる場合には後で個別に付けたほうがいいでしょう。ここでは空欄のままにしておき「読み込み」をクリックします。
写真の取り込みが開始されます。
2008年夏モデル以降に発売されたFMV(一部の機種を除く)には「マイフォト」というソフトがプレインストールされています。マイフォトは、デジタルカメラや携帯電話のメモリカードからパソコンへの写真の保存や、メモリカード内の写真をスライドショーで楽しめるソフトです。
マイフォトがプレインストールされているFMVにメモリカードを挿入した場合は、Windows Vistaの自動再生機能は無効となり、マイフォトが自動的に起動するようになっています。