こんにちは、和戸先生! 突然ですが、「塩麹(しおこうじ)」ってご存じですか。塩と麹と水だけで作れるとてもシンプルな調味料なのですが、私、はまってしまって。
ぜひレシピを作っていろんな人に紹介したいのですが、ワードでわかりやすく作る方法があったら教えてください。よろしくお願いします!
じつは、私も塩麹が大好きなんです。いつもスーパーで買っているのですが、作り方までは知りませんでした。とても簡単なんですね。今度、私も作ってみますね。
ご質問の件ですが、ワードのスマートアート(SmartArt)をおすすめします。こちらも、とても簡単にわかりやすい手順説明を作れます。ぜひ、お試しください。
Before after 注︰サンプル文章は、Word 2010で作成しております。その他のバージョンでは一部見え方が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
サンプルが必要な方は、下記のワードのファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードするには、ファイル名を右クリックして、メニューから「対象をファイルに保存」を選択してください。
本講座では、ファイルの保存先を《ドキュメント》としています。
ダウンロード方法がわからない場合は、下記ページをご参照ください。
Word 2010と2007には、スマートアート(SmartArt)と呼ばれる作図機能があります。作図機能というと、線を引いたり、円や四角形を描いたりする機能を思い浮かべますが、スマートアートはちょっとちがいます。
あらかじめ用意されている図形に文字を追加したり、デザインを変更したりして、図形を完成させるのです。特に、「塩麹の作り方」のような手順、箇条書きのようなリスト、組織や構成を表す図など、ビジネスで使われる図を作成するのに、とても向いています。といっても、利用したことがないとピンとこないと思いますので、早速作ってみましょう。
サンプル文書では、スマートアートを2つ作っていますが、すべてを説明すると長くなりますので、ここでは上のスマートアートを作る手順を説明します。下のスマートアートについても、ほぼ同じ手順で作れますので、注意すべきポイントだけ説明します。
まずは、材料の図から作りましょう。必要なスマートアートを挿入しますが、そのままでは少し都合が悪いので、ちょっとだけ加工します。
挿入したスマートアートの左側には「ここに文字を入力してください」と書かれたパネルが表示されます。これは、スマートアートの一つ一つの図形に文字を入力するパネルです。表示されていない場合は、スマートアート左端のタブをクリックすれば表示されます。
なお、スマートアートの図形には、直接文字を入力することも可能です。その場合は、文字入力用のパネルは、非表示にしておいてもかまいません。非表示にするときは、右上の[×]ボタンをクリックしてください。
次にスマートアートの図形に文字を追加します。材料の文字は本文中に入力されていますから、それをコピーして使います。足りない文字(「塩麹」という文字)だけ直接入力しましょう。
次にスマートアートのデザインを変更します。といっても、一覧表示されるデザインから好みのデザインを選ぶだけなので、とても簡単です。
最後の仕上げです。まず、スマートアートに貼り付けて不要になった文字を削除します。そして、スマートアートのサイズを調整して完成です。
上のスマートアートを作成したら、下のスマートアートにも挑戦してみてください。利用するのは、[手順]にある「分割ステップ」というスマートアートです。1つだけ注意したいのは、次のようにオリジナルのスマートアートに加工していることです。文字の入力方法やデザインの変更方法、図形の追加方法は同じなので、特に難しいところはありません。
ワードでスマートアートを作るポイントは次のとおりです。
スマートアートは、作った後でデザインを変更するのも簡単です。色を変更したり、立体的な3Dのデザインに変更したりすることもできますので、ぜひ試してみてください。