和戸先生、こんにちは。
私は中学校のPTA役員で書記を担当しております。毎月、役員と各委員の皆さんで集まって運営会議を開いているのですが、その内容をワードで文書にまとめて、皆さんにお知らせするのも私の仕事です。
読みやすくなるように、段組みにしてA4用紙1枚にまとめているのですが、いまひとつ読みづらいように感じています。
後一歩、工夫したいのですが、良いアイデアがあれば、ご指導ください。よろしくお願いいたします。
こんにちは。
段組みを使って充分読みやすいと思いますし、用紙1枚にまとめられているのも、読む人には親切ですね。
もう一押しするとしたら、私ならタイトルと見出しをもう少しだけ目立たせると思います。方法はいくつかありますが、今回は、罫線を使う方法をご紹介しましょう。タイトルや見出し全体を罫線で囲んでも良いのですが、それだと全体に重たくなるので、罫線を上下だけに表示する方法を紹介しましょう。
シンプルな線を付けるだけで、本文とタイトル、見出しがはっきりと区別され、全体的に引き締まった印象になりますよ。ぜひ、お試しください。
Before after 注︰サンプル文章は、Word 2010で作成しております。その他のバージョンでは一部見え方が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
サンプルが必要な方は、下記のワードのファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードするには、ファイル名を右クリックして、メニューから「対象をファイルに保存」を選択してください。
本講座では、ファイルの保存先を《ドキュメント》としています。
ダウンロード方法がわからない場合は、下記ページをご参照ください。
ワードの罫線は、囲むだけでなく、上下だけ、左端だけというように、特定の場所にだけ罫線を表示することが可能です。さらに、線の種類・色・太さも自由に設定できるので、文書のタイトル、見出しなどに利用すると、いろいろなデザインを作り出すことが可能です。ここでは、サンプル文書のタイトルと見出しに、上下の罫線を設定する手順を紹介しましょう。 なお、画面はWord 2013ですが、Word 2010 / 2007も操作方法は共通です。Word 2003のみ少し異なりますので、適宜、補足します。
まずは、文書のタイトルに上下の罫線を設定します。タイトルは、文書中で最も目立たせたい部分なので、太い線と細い線が組み合わされた特殊な線を利用してみました。
次に、見出しにも線を設定します。タイトルよりも小見出しの方が目立ってしまうとバランスが悪いので、線の種類はシンプルな細線にしてみました。上下にシンプルな線を表示するだけでも、本文と区別されて、パッと見たとき読みやすくなるのがわかると思います。
タイトルや見出しを罫線で囲むポイントは、次のとおりです。
文書全体にいまひとつメリハリが感じられないときは、タイトルや見出しに罫線を設定すると効果的です。特に、文字の多い文書では、見出しの下端や左端などの一部に罫線を表示するだけでも、全体が締まった印象になります。ぜひ、お試しください。
Twitterで最新の更新情報やおすすめQ&A、アドバイスをお届けしています。