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  5. ハードディスクの容量不足を解消!Dドライブの便利な使い方(2/3)

Cドライブがいっぱいになる前に試してみたい3つの方法

「容量不足」のメッセージが出る前に、次の方法でCドライブをスリムにしてみませんか?Cドライブの使用量を減らすことで、パソコンの動作も軽快になるかもしれません。

その1:Cドライブから不要なファイルやソフトウェアを削除する

まず、Cドライブに不要なファイルやソフトウェアがあれば、削除をしましょう。また、しばらく利用しないファイルは、USBメモリーやCD-Rなど外部記憶メディアに保存して、Cドライブからは削除することで空き容量が増えます。

重要

ファイルは、削除して「ごみ箱」に入れただけでは、空き容量は増えません。「ごみ箱」の中に移動したデータは、ハードディスク上の別の場所(通常はCドライブ上)に保存されているためです。「ごみ箱」のメニューから[ごみ箱を空にする]を実行することで、完全に削除することができます。

[ドキュメント]フォルダーから、不要なフォルダーやファイルを削除している画面イメージ

[ドキュメント]や[ピクチャ]フォルダーから不要なフォルダーやファイルを移動するなどして、削除します。写真や動画はファイル容量が大きいので、空き容量を増やすには効果的です。

ごみ箱のファイルを削除している画面イメージ

ごみ箱のファイルも定期的に削除します。ファイルを削除してから、ごみ箱を空にすることでようやくCドライブの空き容量が増えるのです。

Windowsに付属している[ディスククリーンアップ]は、Windowsが判断した不要なファイルを一括で削除することができます。

ディスククリーンアップの画面イメージ

[アクセサリ]の[システムツール]にある[ディスククリーンアップ]から、削除するファイルが選択できます。

上記はWindows 7での操作手順です。他OSについては、次のQ&Aをご覧ください。

また、使用しないソフトウェアを削除することで、さらにCドライブの空き容量を増やすことができます。ソフトウェアを削除するには、個々のフォルダーやファイルを削除するのではなく、「アンインストール」という方法をとります。

アンインストールの詳細な方法については、次のQ&Aをご覧ください。

その2:[マイ ドキュメント]、[マイ ピクチャ]などをDドライブに移動する

パソコンで作成するファイルや取り込んだ写真、ビデオ、音楽などを、[マイ ドキュメント]フォルダーや[マイ ピクチャ]フォルダーなどの個人用フォルダーに保存されている方も多いのではないでしょうか?

これらのフォルダーは、初期設定ではCドライブにありますが、Dドライブに移動することができます。一度Dドライブに変更しておけば、以後は意識しなくてもDドライブにデータを保存できるため、Cドライブの容量不足防止に有効です。

また、これらのフォルダーを下記の手順でDドライブに移動すると、もともと入っていたデータも自動で移動してくれるので、利用状況によってはCドライブの空き容量が大きく増える可能性もあります。

重要

「マイ ドキュメント」をDドライブに移動してみます。

Dドライブに「My Documents」フォルダーを作成している画面イメージ

Dドライブにあらかじめ移動先のフォルダーを作成しておきます。ここでは、「My Documents」としました。
「マイ ピクチャ」など別のフォルダーも移動する場合は、それぞれ異なる名前のフォルダーを作成してください。

次へ

[スタート]ボタン-[ユーザー名]を右クリックして、メニューから[開く]をクリックしている画面イメージ

[スタート]ボタンから、[ユーザー名]を右クリックして、メニューから[開く]をクリックします。

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[マイ ドキュメント]を右クリックして、[プロパティ]をクリックしている画面イメージ

[マイ ドキュメント]フォルダーの保存位置を変更します。[マイ ドキュメント]を右クリックして、[プロパティ]をクリックします。

次へ

[場所]タブ-[移動]ボタンをクリックしている画面イメージ

[場所]タブをクリックして、[移動]ボタンをクリックします。

次へ

Dドライブの「My Documents」フォルダーを選択し、[フォルダーの選択]ボタンをクリックしている画面イメージ

Dドライブにあらかじめ作成したフォルダー「My Documents」を選択し、[フォルダーの選択]ボタンをクリックします。

次へ

[OK]ボタンをクリックしている画面イメージ

[マイ ドキュメントのプロパティ]で[OK]ボタンをクリックします。

次へ

[はい]ボタンをクリックしている画面イメージ

「元の場所のファイルを、新しい場所に移動しますか?」というメッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。既存のファイルもすべてDドライブに移動します。

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Dドライブの[マイ ドキュメント]フォルダーに、データが移動されている画面イメージ

Dドライブを確認すると、[マイ ドキュメント]と名称が変更されたフォルダーに、データが移動されたことがわかります。

上記は、「マイ ドキュメント」の保存場所を変更する操作手順となります。「マイ ピクチャ」や「マイ ミュージック」の保存場所を変更する場合は、操作手順の「マイ ドキュメント」と表示されている部分を、それぞれ読み替えてください。

また、上記はWindows 7での操作手順です。他OSについては、次のQ&Aをご覧ください。

Windows 7から加わった新機能「ライブラリ」とは

Windows 7では、複数のフォルダーをまとめて1つのフォルダーのように見せる「ライブラリ」という機能があり、登録されているフォルダー内のファイルを一括して管理することができます。
「ライブラリ」はあらかじめ、「ドキュメント」「ピクチャ」などが用意されていて、それぞれに「マイドキュメント」「マイピクチャ」などのフォルダーが登録されています。

また、「ライブラリ」には「規定の保存場所」という設定があり、「ライブラリ」に保存したファイルはこの「規定の保存場所」のフォルダーに保存されます。初期設定では、それぞれのライブラリの「規定の保存場所」は下記のようになっています。

<ライブラリ名> <規定の保存場所となっているフォルダー名>
ドキュメント ライブラリマイ ドキュメント
ピクチャ ライブラリマイ ピクチャ
ビデオ ライブラリマイ ビデオ
ミュージック ライブラリマイ ミュージック

規定の保存場所となっている「マイ ドキュメント」などのフォルダーをDドライブに移動することで今まで通りライブラリを利用しても、ファイルの保存先をDドライブにすることができます。