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マイクロソフト社のWebブラウザーInternet Explorerがバージョンアップされ、Internet Explorer 9がリリースされました。Windows Vista以降のOSのみ対応となっていますが、シンプルな画面デザインに高度な機能を満載し、より使いやすくなっています。
これまでと大きく変わったInternet Explorer 9について、その進化したポイントや使い勝手を見ていきましょう。
公開日2011年6月8日
※ 掲載内容は公開当時のものであり、最新情報と異なる場合があります。
注意
Internet Explorer 9 に対応していないWebサイトやアプリケーションでは、表示が崩れたり、一部機能が動作しない場合があります。Internet Explorer 9適用時の留意事項については、次のページをご覧ください。
Internet Explorer 9を起動して驚くのは、まずそのデザインです。ナビゲーションボタン類が整理され、[戻る]・[進む]・[更新]・[中止]といった頻繁に使うものだけに絞られています。右端には[ホーム]・[お気に入り]・[ツール]がアイコンで表示され、[印刷]や[拡大]といった機能は[ツール]ボタンの中に隠されています。メニューバーやコマンドバーは標準状態では表示されず、必要に応じてユーザーが表示することになります。使用頻度の高い機能だけを前面に押し出したシンプルなデザインが特徴です。
Internet Explorer 8まではURLを入力するアドレスバーと、検索ワードを入力する検索バーの二つの欄がありましたがInternet Explorer 9では検索バーがなくなりました。それではどうやって検索するのでしょうか。
Internet Explorer 9では、アドレスバーと検索バーが一つの枠に統合され、検索ワードを入力すれば検索バーとして機能し、URLを入力すれば、アドレスバーとして機能します。
Internet Explorerはこれまでも複数のウィンドウを開き、タブを切り替えて利用することができました。Internet Explorer 9でももちろんタブ方式は引き継がれています。新しいタブを追加するには、タブ一覧の右端にある[新しいタブ(Ctrl+T)]をクリックするか、Ctrlキーを押しながらTキーを押します。
またInternet Explorer 9では[新しいタブ]をクリックしたときに、よく使うサイトが一覧表示されるようになりました。アクセス頻度に応じて「とてもよく使う」「よく使う」「時々使う」とよく訪れるサイトがより上位に表示されるようになりました。
さらにInternet Explorer 9からの新機能として、タブの分離機能(ティアオフ)が追加されました。これはタブメニューからタブをドラッグすると、新しいウィンドウとして独立するというものです。
タブ切り替えの場合は複数画面を同時に表示することができませんが、別ウィンドウであれば、ディスプレイ上に並べて参照することができます。広いデスクトップが使える環境であれば、非常に便利な機能です。
Internet Explorer 9でWebサイトを表示したときに、文字や画像、テキストボックスなどの位置が崩れることがあります。これはInternet Explorer 6や7といった古いブラウザー向けに作られたサイトがInternet Explorer 9に対応していないために起こる症状です。
その場合は、Internet Explorer 9の「互換表示」モードを使えば、正しく表示できる場合があります。
互換表示機能はInternet Explorer 9の標準状態では選択できない為、次の手順で設定してください。
なお、すでにInternet Explorer 9に合わせて作成されたサイトについては、[互換表示]がグレーになっていて選択することができません。