パソコンは電源(でんげん)オンから使えるまでの間、なにをしているの?
2008/4/22 こうしん
パソコンの電源(でんげん)ボタンをおして、使えるようになるまで、しばらく待つことになるよね。これは、パソコンの基本的(きほんてき)な動作に必要なプログラムをよび出している時間なんだよ。
パソコンがデータを保存(ほぞん)する方法には、2つあるんだ。たくさんのデータを長い時間保存(ほぞん)できる「ハードディスク」と、作業に必要なデータだけを一時的に保存(ほぞん)する「メモリ」があるよ。以前、「ハードディスク=引き出し」、「メモリ=机(つくえ)」って言ったことがあるよね。
たとえば、家に帰って宿題をやるときは、まず引き出しからノートや教科書を出して、机(つくえ)の上に広げるよね。さらに、エンピツや赤ペンなど、宿題に必要な道具も出していく。これと同じことをパソコンの中でもやっているんだよ。パソコンが動き始めるには、必要なプログラムをハードディスクの中から、メモリによび出さなければいけないんだ。
電源(でんげん)を切ると、メモリの中のデータは消えてしまうんだ。宿題が終わったら、机(つくえ)の上の物を引き出しにかたづけるのと同じだね。だから、次に電源(でんげん)を入れたときには、もう一度必要な道具を出してくる時間を待つことになるんだよ。