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    DCOUNTA関数で複数条件のセル数を求めよう

    データベース2023年10月10日

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    DCOUNTA関数の使い方を説明しているイメージ

    複数の条件に合致するセル数を求めよう!今回は、DCOUNTA関数を使って簡単にセル数を表示する方法を解説いたします。

    DCOUNTA関数で複数条件に合致したセル数を求める

    DCOUNTA関数は、検索範囲の中から条件にあうセル数を求める関数です。セル範囲の中から、検索条件の数値や文字に合致するセル数をカウントします。

    ここでは、DCOUNTA関数の基本的な書式と機能について紹介します。

    DCOUNTA関数の書式

    DCOUNTA関数は次のように入力します。

    =DCOUNTA(データベース,フィールド,条件)

    DCOUNTA関数は、データベースの指定されたフィールドを検索し、条件に合致するセル数を返す関数です。 数値や文字などの条件に合致するセル(空白以外のセル)の数を複数列から検索し、それらのセル総数を数えられます。

    DCOUNTA関数は、[関数の挿入]ボタンをクリックして[関数の分類]で「データベース」を選択すると、関数が簡単に入力できます。

    今回の例では、F列にクラス、G列に評価という条件が入力されています。クラス名と評価が合致するセルの数を求めます。次のように関数を入力してみましょう。

    セルH4をアクティブにし、[数式]タブの[関数の挿入]をクリックしている画面イメージ

    1まずDCOUNTA関数を入力する、セルH4をアクティブにし、[数式]タブの[関数の挿入]をクリックします。

    [関数の分類]で「データベース」を選択し、[関数名]で「DCOUNTA」を選択して、[OK]ボタンをクリックしている画面イメージ

    2[関数の分類]で「データベース」を選択し、[関数名]で「DCOUNTA」を選択して、[OK]ボタンをクリックします。

    [データベース]に「A3﹕D18」、[フィールド]に「A3」、[条件]に「F3﹕G4」を入力し、[OK]ボタンをクリックしている画面イメージ

    3[データベース]に「A3﹕D18」、[フィールド]に「A3」、[条件]に「F3﹕G4」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    A組の合格者が「3」名とわかった画面イメージ

    4A組の合格者が「3」名とわかりました。

    セルF4をクリックして「B」と入力している画面イメージ

    5条件を変更します。セルF4をクリックして「B」と入力します。

    B組の合格者が「1」名とわかった画面イメージ

    6B組の合格者が「1」名とわかりました。

    ステップアップ:数値の範囲を検索するには?

    点数が90点以上の人数を数える、売上が100,000円以下の件数を数えるなど、数値の範囲を検索するには、条件に不等号記号と数値を入力します。不等号記号の意味と入力例は次のとおりです。

    記号 意味
    > より大きい >80  (80より大きい)
    >= 以上 >=75  (75以上)
    < より小さい <100000  (100000より小さい)
    <= 以下 <=15000  (15000以下)
    「DCOUNTA」関数を選択し、[データベース]に「A3﹕D18」、[フィールド]に「C3」、[条件]に「F8﹕G9」を入力し、[OK]ボタンをクリックしている画面イメージ

    1セルH9に[関数の挿入]ボタンから「DCOUNTA」関数を選択し、[データベース]に「A3﹕D18」、[フィールド]に「C3」、[条件]に「F8﹕G9」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    クラスAで80点以下の人は2名とわかった画面イメージ

    2クラスAで80点以下の人は2人です。

    セルG9の条件を「>=80」に変更すると、80点以上の人は3人クラスAで80点以下の人は2名とわかった画面イメージ

    3セルG9の条件を「>=80」に変更すると、80点以上の人は3人とわかります。

    DCOUNTA関数は、セル範囲の中から複数の条件にあったセル数を求める関数です。数値の範囲も条件にできるので、さまざまな使い方ができるデータベース関数の1つと言えるでしょう。

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