PC家庭教師 IT チャレンジパソコン・スマホ活用術

第17回パソコンをメンテナンスして快適に活用しよう

2022年1月26日

最近、パソコンの動きが悪くなってきた、起動が遅く感じる、フリーズしやすくなったなど、ストレスに感じることが多くなってきていませんか？パソコンも家と同じで、使っているうちに不要なデータがたまってきたり、ごみが出たりしてきます。家の中に不要なものが無造作にたくさん置かれていると歩きにくくなるのと同じで、パソコンも整理して不要なものは削除しましょう！

1．空き容量を見直そう！

使っているうちに増えてくるファイルを整理し、たまってくるデジタルのごみを掃除しましょう！内蔵HDDの空き容量が少なくなると、遅くなるだけでなく、動作が不安定になります。不要なファイルはどんどん削除し、残しておくファイルはカテゴリ毎にフォルダを作成して内容毎に保存すると良いでしょう。使わない、あるいは使っていないソフトなど不要なソフトがあれば削除しましょう。作業前に空き容量の確認をしておくと分かりやすいですね。

またWebページを閲覧したり、アプリを使ったりしたときに、一時的に保存される作業用のファイルがあります。これらの不要なファイルを自動的にリストアップ＆削除してくれるツールがWindows 10の「ストレージセンサー」です。Windows 10より古いOSであれば、「ディスククリーンアップ」がこのツールの機能を持ちます。実行することで空き容量が増え、動作を改善できます。なお、クリーンアップには、数分かかることがありますので、時間に余裕があるときに実施しましょう。

2．整理整頓と不具合チェック

デジタルごみの掃除ができたら、エラーチェックをしましょう。Windowsのインストールされているシステムドライブに問題がないかどうか調べることができます。

Windowsには Windows メモリ診断ツールというメモリに異常がないか診断ツールが搭載されていますし、富士通パソコンには、診断プログラムという、ハードウェアに問題がないかどうかを確認する機能が搭載されています。こういった機能も活用すると良いですね。

また必要に応じてデフラグを行いましょう。ハードディスク内の断片化したファイルを最適化し、パソコンをより効率的に使えるようにします。また、スケジュールした日時に自動的に実行したり、いつでも好きなときに手動で実行したりできます。ただし、Windows7以降の場合、初期の状態で自動的にデフラグが処理されるようになっていますし、SSD搭載モデルは頻繁なデータ書き込み・書換えを行うと寿命が短くなるため、デフラグを行わないことを推奨されていますので事前にご確認ください。

▼Windowsの種類を確認する方法
https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=2911-2247

3．まとめ

パソコンの中身をメンテナンスすることも大事ですが、ほこりが徐々に蓄積していくと、パソコンが本来の性能を発揮できなくなる場合があります。本体や液晶ディスプレイ、キーボード、マウス、リモコンなどの周辺機器のお手入れをはじめ、パソコンを快適にお使いいただくために、パソコン内部や通風孔（空冷用通風路）を定期的にお手入れすることをお勧めします。

▼パソコンのお手入れをする方法
https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=6805-9868