パソコンの技術相談をお受けする電話窓口では、日々、様々なお客様からのご相談をお受けしています。中には、パソコンのトラブルでお電話いただいたものの、ちょっとした手順でトラブルが解決するケースがあります。パソコンにトラブルが起きた場合におぼえておきたい便利な解決方法をご紹介します。
昨日までインターネットに接続できていたのに、今日、パソコンを動かすと、インターネットに接続できなくなったという場合は、「パソコンの再起動」と「パソコンとネットワーク機器の両方で再起動」といったトラブル解決がおすすめです。
スタートメニューから、パソコンを再起動してみましょう。再起動後にしばらく待ってから、ブラウザーを起動すると、ホームページが表示される場合があります。
パソコンの再起動で解決しない場合は、パソコンとネットワーク機器の両方で再起動を試してみましょう。パソコンとネットワーク機器をパソコン→ネットワーク機器の順に電源を切ります。パソコンの電源ケーブルをコンセントから外して、約2分間放置します。再び、パソコンの電源ケーブルをコンセントにつなげて、ネットワーク機器→パソコンの順に電源を入れるとトラブルが解決する場合があります。
ポイント
ネットワーク機器の電源を入れたときにインジケーターランプの状態もあわせて確認しましょう。異常を示すインジケーターランプが点灯している場合は、ネットワーク機器のマニュアルを確認してください。
(インターネットに接続できていたときのネットワーク機器のインジケーターランプの状態を写真に収めている場合は、違いを見比べてみましょう。)
「手が当たってしまった」「何かの拍子に押してしまった」など、なんらかのタイミングで、パソコンのワイヤレススイッチがONからOFFに変わってしまったり、キーボードの「ECO(エコ)」ボタンを押してしまって、省電力モードになってしまったりする場合があります。こういった場合は、ワイヤレススイッチをONにしたり、「ECO(エコ)」ボタンをもう一度おして、通常モードにしたりすると解決する場合があります。
パソコンの電源をいれたときに、電源ランプは点灯しているけれど、画面が真っ暗で何も映らない場合は、保護回路(過電流保護/過電圧保護)に溜まった電荷が原因の場合があります。回路を正常な状態に戻すために「パソコンの放電」といったトラブル解決がおすすめです。
ハードディスクのアクセスランプを確認し、ハードディスクが動作していないことを確認してから、電源ボタンを4秒以上押し続け、パソコンの電源を切ります。
パソコンの電源が切れたら、「電源ケーブル→パソコンの周辺機器→バッテリー」の順にパソコンから外し、約2分間放置します。再び、「バッテリー→パソコンの電源ケーブル」の順に接続し、電源を入れるとトラブルが解決する場合があります。
ポイント
周辺機器やバッテリーは、パソコンの電源ケーブルをコンセントから外した状態で外してください。
取り外した周辺機器は外したままにしておきます。
昨日までログオンできていたのに、今日になってパソコンにログオンできなくなったという場合は、キーボードの設定変更が原因の場合があります。キーボードのランプを確認してみましょう。
ふとしたはずみで、キーボードの「Num Lock」キーや「Caps Lock」キーに手があたって、これらのキーの設定が変わってしまう場合があります。こういった場合は、これらのキーを元の状態に戻すことで、パソコンにログオンすることができます。
ポイント
正常に動作しているときのキーボードのインジケーターランプの状態を、携帯電話やスマートフォンで写真に収めている場合は、違いを見比べてみましょう。