はじめまして、和戸先生。
ボランティアで中高年を対象にパソコンの使い方を教えています。
Windows 8が話題になっているので、簡単な使い方マニュアルをワードで作り、配布しようと思っているのですが、むずかしい言葉は本文とは別のところで説明したいと思っています。何か良い方法はないでしょう。
タッチで操作できるWindows 8は、初心者の方にも使いやすいと思います。ただ、これまでのWindowsにはなかった用語も出てくるので、きちんと説明してあげるのは、とても親切ですね。
ワードには脚注機能がありますので、ぜひ使ってみてください。本文中の言葉に「1」「2」…という番号を付けて、その説明文をページの下に入力できるのでピッタリだと思います。
Before after 注︰サンプル文章は、Word 2010で作成しております。その他のバージョンでは一部見え方が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
サンプルが必要な方は、下記のワードのファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードするには、ファイル名を右クリックして、メニューから「対象をファイルに保存」を選択してください。
本講座では、ファイルの保存先を《ドキュメント》としています。
ダウンロード方法がわからない場合は、下記ページをご参照ください。
脚注とは、本文の枠外に記された文章のことで、用語解説や補足説明などに利用されます。ワードの脚注は「脚注番号」と「脚注文章」の2つからできています。「脚注番号」は、説明したい言葉の直後に挿入する「1」「2」……という番号のことです。そして、「脚注文章」が本文の枠外に入力する文章です。ワードを使えば、脚注番号を自動的に挿入し、続けて脚注文章を入力することができます。
早速、脚注を作ってみましょう。最初に実行するのは、脚注番号の挿入です。その後、脚注文章を入力します。
本文中の脚注番号をダブルクリックすると、対応する脚注文章にジャンプします。逆に、脚注文章の先頭にある脚注番号をダブルクリックすると、本文中の対応する脚注番号にジャンプします。
ワードの脚注には、本文で説明した脚注の他に「文末脚注」という種類もあります。文末脚注では、脚注文章が各ページの末尾ではなく、文書全体の末尾にまとめて挿入されます。長文のレポートなどで、すべての脚注を文書末にまとめたいときは、文末脚注を利用してください。
文書に脚注を作成するポイントは、次のとおりです。
専門用語が多く登場するレポートや論文、あるいは専門外の読者を対象にした文書などでは、特に脚注が有用です。
読む人のことを考えて、むずかしそうな言葉には積極的に脚注を用意しましょう。