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マカフィーセキュリティニュース

ウイルス、詐欺メール、ゴミあさり… あなたの情報が狙われている

 

金銭的被害だけでなく信用を失うことも…

クレジットカード番号や銀行口座情報などの個人情報を盗まれて多額の金銭的被害をこうむってしまった、というケースは後を絶ちません。
また、個人情報の盗難によって「信用」を失うこともあります。知らないうちに盗まれた個人情報でクレジットカードが作られ、勝手に買い物をされたうえに、代金が支払われなかったとします。請求書などの送付先住所は、別の場所にしてあるので、本人はカードを勝手に作られてしまったことも、多額の請求が来ていることにも気付きません。クレジットカードの名義は盗まれた人のものですから、支払いが滞ったという悪い評価を、盗まれた人が受けてしまう可能性があります。

インターネットを使った個人情報盗難の手口

1.フィッシング

銀行やネットオークションサイト、通販サイトなどを装った詐欺メールを送ります。「このアドレスにアクセスして、登録情報を更新してください」などと、巧みに詐欺サイトに誘導します。詐欺サイトは本物そっくりに作られています。そのためユーザーは詐欺サイトと気付かず、口座情報やID、パスワードを入力し送信してしまいます。

2.SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)で収集

SNSで公開されている名前、生年月日、連絡先情報、会社に関する情報などを、個人情報を盗むために必要な情報として収集します。SNSで公開した情報は友人だけでなく個人情報泥棒も見ていることをお忘れなく。

3.インターネットで送られてくる悪意のあるプログラム

個人情報を盗むことを目的とした、さまざまな悪意のあるプログラムが出回っています。ユーザーのパソコンに無断でインストールされる「スパイウェア」、キーボードに打ち込んだ文字を記録する「キーロガー」、便利なプログラムと見せかけて、実はパソコンを乗っ取ったり、個人情報を盗む「トロイの木馬」などがあります。悪意のあるプログラムはウェブサイト、メール、インスタントメッセンジャー(チャットソフト)、ファイル交換ソフトなどを経由して送られてきます。

4.ファーミング

パソコンやインターネットのサーバーに保存されている情報を書き換えて、詐欺サイトに誘導します。ユーザーは、いつもの銀行サイトや通販サイトにアクセスしているつもりなのですが、情報が書き換えられてしまっているので、自動的に詐欺サイトにアクセスしてしまいます。

5.ウォードライビング

車で移動しながら、セキュリティ対策が甘い無線LANネットワークを探し出し侵入します。侵入したハッカーは、無線LANネットワークに接続しているすべてのパソコンにアクセスできるようになり、個人情報を盗み読みされます。

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日常生活での個人情報盗難の手口

1. 郵便受け荒らし

郵便受けを物色し、クレジットカード番号や銀行口座情報などを含む郵便物を盗みます。

2.ゴミあさり

ゴミを漁って、明細書や納品書、銀行からの手紙など個人情報が含まれているものを盗みます。

3.財布を盗む

財布を盗み、中に入っているクレジットカード、銀行カード、運転免許証、保険証などをなりすまし犯罪に利用します。

4.自宅から盗む

自分の家や会社に、請求書や個人情報が書かれた書類などを放置しておくと危険です。訪問者を装った個人情報泥棒が情報を盗み見るかもしれません。

5.住所を変更する

勝手に転居届を出すなどして、別の住所に郵便物を転送させ、貴重な情報を盗みます。

6.ショルダーサーフィン

銀行ATMを利用している人や、パソコンを利用している人の肩越しにパスワードを盗み見る手口です。電話の盗み聞きにも注意しましょう。

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個人情報盗難に関する真実

米国ジャベリン社の身分詐称被害に関する2010年のレポートによると、個人情報盗難の43%は盗まれた財布、クレジットカード、請求書、またはその他の物理的な文書により発生しています。インターネットやパソコンを利用する時はもちろん、日常生活でも個人情報盗難に気をつけましょう。

対策

その1. 個人情報保護機能も備えたセキュリティソフトでガード

インターネットを利用する際は、個人情報を守る機能も備えた総合的なセキュリティソフトを使用しましょう。

その2. ちょっとした手間と心がけも大切

総合的なセキュリティソフトを使用した上で、さらなる対策を行うことで、より安全に個人情報を守ることができます。

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  • 強力なパスワードを使う
    パスワードは、アルファベット、数字、特殊文字を混ぜ合わせて少なくとも10文字以上に設定しましょう。またパスワードを定期的に変更すると、より安全性が高まります。パスワードは家族や友達を含め、誰にも教えてはいけません。
  • 銀行サイトは自宅の安全なネットワークで
    公共のパソコンや、公共のワイヤレススポットなどを利用する際は、銀行サイトやクレジットカードサイトにログインしないようにしましょう。
  • 無線LANのセキュリティ対策を確認
    無線LANの設定をしたときに、最初から設定されていたユーザー名や管理者パスワードをそのまま使っていませんか? ハッカーは最初から設定されている情報に精通しています。無線LANを使用している場合は、セキュリティ対策がきちんと行われているか確認しましょう。
  • 残高や請求書はきちんとチェック
    銀行口座の残高やクレジットカードの明細、請求書などは毎月きちんとチェックしましょう。
  • 個人情報を含む書類はシュレッダーにかける
    明細、請求書、納品書、期限切れの身分証明書など貴重な情報を含む書類は、捨てる前に必ずシュレッダーにかけましょう。
  • 郵便受けにカギを付ける
    「そういえば今月は明細書が届いてないな……」と思っていたら、実は郵便受けから盗まれていた!なんてこともあります。郵便物が盗まれないよう、郵便受けにはカギをつけましょう。
  • 周りに人がいないか注意する
    電話で個人情報を話す時、ATMで暗証番号を入力するとき、パソコンでIDとパスワードを入力するとき、個人情報を書類に書き込むときなどは、周りに人がいないか確認しましょう。
複雑なパスワードを設定したり、いちいち書類をシュレッダーにかけるのは面倒かもしれません。
しかし、個人情報を守るためにはそのちょっとした手間と心がけがとても大切なのです。
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