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マカフィーセキュリティニュース

出来心がトラブルに! SNSの「炎上」を防ぐには

 

不用意な行動は要注意

身近なコミュニケーションツールとして人気の、Twitter、FacebookをはじめとしたSNS。スマートフォンとの連動も楽しく、利用している人はますます増加しています。その一方で、後を絶たないトラブルが、SNS上の不用意な行動に誹謗・中傷が殺到する、いわゆる「炎上」です。新年度を前にイベントも多い時期だけに、近況や写真を共有する機会も多くなるはず。無用な炎上を避けるための注意事項を、もう一度振り返ってみましょう。

楽しいはずのSNS、炎上につながることも

学生がスマートフォンで撮った悪ふざけの写真を、SNSに投稿したことが予想外の反響を呼び、学校やアルバイト先に苦情が殺到し、退学や休学を余儀なくされる。店員が有名人の来店など顧客のプライベート情報をSNSに書き込んだことで解雇される。ここ数年で、そんな炎上が数多く起こっています。
特にスマートフォンでは、写真の撮影から投稿までその場で手軽に行うことができます。SNSでは世界の人びとと手軽につながることができる反面、SNSに登録・投稿する内容は、まさに個人情報の固まりとなっています。ひとたび炎上すると、実名も含めたさまざまなプライバシーが世界中に流出してしまいます。
しかも炎上による不利益は、トラブルが発生したその時だけではありません。SNS上の行動は、インターネットの半永久的に記録が残ってしまいます。就職や転職の際、人事担当者があなたの名前で検索したところ、未成年時の飲酒・喫煙や悪ふざけ写真、炎上の記録が出てきたら、どのように思うでしょうか。人生の分かれ目で心証を損なうことがないよう、日ごろの振る舞いには気をつけなければなりません。

実際に起こった炎上トラブル  その原因は

■非常識な行動や悪ふざけ
アルバイト店員が、商品を使って悪ふざけしている写真を共有したり、来店した有名人のプライバシーを暴露するなどして炎上。勤めていた店舗の閉店につながったケースもあり、決して悪ふざけでは済みません。

■極端な発言
政治的な発言や思想・信条に関わるものなど、きわどい発信内容は賛否両論を招き、誹謗中傷を受けるリスクがあります。誤解を招く言葉にならないように、投稿する前に見直しましょう。

■いわれのない悪意
たとえ自分に落ち度がなくても、なかには挑発的なコメントを繰り返すユーザーもいます。また、ネット上でつきまとう「ネットストーカー」の被害があるのもSNSのマイナス面といえます。



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炎上を防ぐための注意点

SNS上では、多くの情報を発信することで周囲からの賞賛を得られたり、友人の投稿を楽しむことができます。上記のようなリスクがあることを知り対応策を知っておくことで、無用なトラブルを避け、より有意義に活用することができるでしょう。

炎上を防ぐための主なポイント

1.  「内輪だけ」と思わない
SNSでつながっているのが実際の友人だけだとしても、インターネットを利用している限り、その投稿は全世界に共有されています。ふとしたきっかけで、多くの人の目にさらされることになります。実際の社会生活でしているのと同様に、第三者に見られて困るものではないか、考えることが大切です。

2.  公開範囲を限定する
多くのSNSは、投稿を閲覧できる人を限定する機能があります。特に突っ込んだ内容の話題の時は、公開範囲を限定するようにしてください。

3.  プライバシー設定を確認する
サービスによっては、自分を検索したりメッセージを送ることができるユーザーを限定する、自分のアカウントをGoogleなど外部の検索サイトから検索できないようにするといった機能もあります。無用なトラブルを避けるうえでは活用するのもよいでしょう。

とはいえ、どんなに気をつけていても、友人を介するなどして情報が流出することはあります。不適切なコメントではないかどうか、節度を持った利用態度を大切にしてください。



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