マカフィーセキュリティニュース
あなたのLINEが乗っ取られたら!?安心して使うための予備知識
自分の信用と友人を守るために
最近、LINEアカウントの乗っ取りによるトラブルが頻繁に発生しています。乗っ取りに遭った場合、アカウントが使えなくなるだけではありません。乗っ取り犯は自分の名前をかたって、大切な友人をターゲットに詐欺を働こうとしているのです。LINEはいま最も勢いのあるサービスのひとつだけに、サイバー犯罪者に目を付けられやすく、今後のさらなる被害拡大も予想されます。万が一のときに備え、知っておきたい基本的な対処法をご紹介します。
1LINEアカウントが乗っ取られたときの対応方法
多発しているLINEのアカウント乗っ取りとは、どのようなものでしょうか。多くの場合、乗っ取り犯は本人になりすまして、友人たちに虚偽のメッセージを送ります。「プリペイドカードやウェブマネーを買ってほしい」などと依頼し、最終的には、そのお金を盗もうと誘導するのです。
類似したアカウント乗っ取り事件は、TwitterやFacebookなど他のサービスでも発生していますが、最近人気のLINEは特に狙われやすいといえます。いつ誰がターゲットになってもおかしくはありませんので、まずは、乗っ取られた場合の対策を知っておきましょう。
- もしも自分のアカウントが乗っ取られたら
- まずはLINEにログインしてみましょう。ログインできたら、パスワードの変更を。
ログインできない場合は、乗っ取り犯がパスワードを変更した可能性があります。
そのときはLINE公式サイトの「お問い合わせフォーム」から「自分のアカウントが盗まれた」を選択して詳細を入力。LINE側の確認がとれ次第、アカウントが削除されます。
上記の手続きとともに、被害に遭ったことを周囲に連絡。友人に実害が出ないようにしましょう。
- 友人のアカウントが乗っ取られた?と思ったら
- 脈絡もなくウェブマネーの授受といった話題が出たり、日本語が不自然になったり……。そんな不審な点があるときは、アカウント乗っ取りを疑いましょう。
怪しいと感じたら、基本は返信せずに、無視してしまうのが一番です。
その後、LINE以外の方法で本人に確認を。乗っ取られたことに気づいていないかもしれません。
2安心のため、LINEのセキュリティをもう一度チェック
アカウント乗っ取りの多くは、第三者が不正に入手した、他のサービスでのIDとパスワードを使って行われます。つまり、複数のサービスでパスワードを使い回すのを避けるだけで、大部分を防ぐことができるのです。
第三者の不正使用は、PINコードという4桁の暗証番号を利用することで、より防止に近付きます。「その他」→「設定」→「アカウント」→「PINコード」→「新しいPINコード」で設定できるので、まだの人はこの機能をぜひ利用しましょう。
もちろん、乗っ取り以外にもサイバー犯罪者の罠は広がっています。その一例を下記に挙げました。こうした点を参考に避けられるリスクを避けて、引き続きLINEを楽しみたいですね。
偽アカウントにも注意を
似たケースの事例で、よくある名前を名乗った偽アカウントがコンタクトしてくる場合があります。名前が似ているからといって知人のつもりで対応すると、詐欺行為を働いてくるかもしれません。
「有名人と会える」「スタンプをプレゼントする」と称して詐欺サイトに誘導するケースも。メッセージ内に魅力的と思うリンクがあっても、安易にクリックしないようにしてください。
疑わしいときにはブロック機能の使用も検討を。「通報」ボタンをクリックすれば、詐欺行為の撲滅に協力することにもなります。
「設定」→「プライバシー管理」→「IDの検索を許可」を前もってオフにしておくのもひとつの方法です。見知らぬ人からのコンタクトを減らすことができます。
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