機種でも異なるスマホの処理
最も身近なデバイスであるスマホ。友だちや家族の連絡先、ブックマーク、音楽や動画、アプリなどの履歴から健康状態、メッセージのやり取りまで、きっと“日常すべて”が詰まっているでしょう。買い換えの際には、大量のデータをしっかり移行し、しっかり消去しておきたいところです。スマホのバックアップや移行には、iCloudやGoogle Driveを使うこともできますが、Wi-Fiの状態や上限容量の制限があるかもしれません。そんな時にはパソコンに接続してのバックアップを行ったり、Androidの一部機種にはSDカードスロットがあるのでそれを利用したりする方法もあります。
そして、古い方のスマホはどうしているでしょうか。スマホの場合には破棄するより、下取りに出したり、家族や友達に譲ったりすることが多いでしょう。しっかりリセットしておかないと、悪用やのぞき見が心配です。iPhoneの場合は、設定画面から進んでいくと、標準で「リセット」機能が設けられています。この機能を利用すると、旧データのあった場所は暗号化されて、仮にデータが残っていてもアクセス不可能に。いわば工場出荷時のような状態にできるのです。Androidにも「工場出荷前の状態にリセット」という初期化機能がありますが、こちらは暗号化まではされない場合も。初期化をする前に「端末を暗号化」という機能を適用して、第三者には読み込めないようにしておくと安心でしょう。