世界中で子供たちのインターネット利用時間がますます増加しています。2010年2月に日本を含む世界14カ国を対象としてシマンテック社が実施したオンライン利用調査によると、子供の平均的な利用時間は1日に1.6時間以上という結果でした。これは昨年より10%も増えていることになります。
また62%の子供が、インターネットで好ましくない経験をしたことがあると回答しています。子供が経験した「好ましくないこと」として多かった回答は…
1.知らない人にソーシャルネットワーキングの友達に登録されそうになった
2.ウイルスをダウンロードした
3.暴力的・わいせつな画像を見た
4.知らない人から実際に会おうと誘われた
この結果から、多くの子供たちがインターネット上で実際に危険な体験をしたことがあることがわかります。保護者にとっては大変心配な状況となっているのです。
今回の調査では、子供たちの半数以上が、ゲームなどのファイルを保護者の許可なしで自由にダウンロードしていると答えています。特にセキュリティソフトを利用していないコンピュータの場合、外部のファイルやデータをダウンロードすることで、ウイルスや悪意あるプログラムを侵入させてしまう恐れがありますので、子供が自由にダウンロードできる環境は大変危険です。
また子供の多くはパスワードの重要性は認識していてもパスワードの管理方法までは把握できていなかったり、ポップアップ広告やバナー広告を簡単に閲覧しまうなどの傾向があります。このような子供の軽率な行動が原因となり、家族のコンピュータがウイルスに感染したり、個人情報が漏洩するなどの危険にさらされています。
大人は理性や判断力をもとに信頼できるサイトを判別することができるので、ある程度自分自身で犯罪のリスクから身を守ることができますが、子供の場合は、学校の宿題や趣味、また子供が持つ特有の好奇心から、見境なくネットサーフィンをしてしまう傾向があります。そしてこのような行動が子供たち自身やその家族を多くのリスクにさらしてしまうことになるのです。
危険から子供や家族を守るために、たとえばインターネットの利用そのものを禁止したり、子供を厳しく監視するだけでは、かえって子供が反発してしまったり、あるいは他の場所でこっそりインターネットを利用してしまうだけで、根本的な問題の解決策にはならないでしょう。
パソコンにセキュリティソフトを導入して、子供に不適切な情報を遮断する方法が最善な策ではありますが、これだけに頼ってしまうのではなく、同時に子供へのインターネット教育も必要であるとノートンは考えます。
保護者は「正しい方向に導くための手助けをしてくれる存在」であるということを子供に認識させて、子供と継続的に対話をして信頼関係を築くことが大切です。子供にオンラインの危険性をしっかり理解してもらうことが、単に禁止するよりも長期的な効果が期待できます。子供と一緒にオンライン利用の家族ルールを作ったり、その理由を子供に説明してみることから始めるのも良いでしょう。
ウェブブラウザの「履歴」ボタンで、子供たちのインターネットの閲覧履歴を見ることもできますが、子供がすでに見てしまってから監視しても遅いのです。
ノートン オンラインファミリーは無償の保護者向けサービスです。子供がインターネットにアクセスする時間や、ウェブページをカテゴリ毎に制御したり、ソーシャルネットワークサイトの登録情報を確認でき、オンライン上での行動を把握することができます。また子供のネット閲覧状況を親にメールで通知することも可能です。ノートンの「保護者機能」を利用して、子どもが安心してインターネット利用ができる環境を整備しましょう!
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[提供:シマンテック]