インターネット上では、文字でのコミュニケーションが主です。画面の文字だけでは伝えにくいニュアンスも多く、それがもとでトラブルに発展することもあります。中高生がよく利用するプロフィールサイトが発端となった事件も起こっており、子供にインターネット上のマナー、いわゆる「ネチケット」を教えることが重視され始めています。
まずインターネットを気持よく利用するためには、「顔が見えないから何でも書いてしまっていい」という認識ではなく、実生活で友達と接するのと同様に思いやりが必要です。顔が見えないコミュニケーションだからこそ、言葉遣いや言い回しも丁寧なものを心がけるよう教えましょう。
また、掲示板に書き込む前やメールを送信する前に「読んだ相手はどんな風に感じるだろう」と必ず確認するくせをつけさせましょう。このような“ちょっとしたこと”でインターネット上の人間関係のトラブルやケンカなどを抑えることができます。
インターネットでは、個人情報を悪用され被害者となってしまうだけでなく、知らず知らずのうちに加害者となってしまうケースもあります。
ソーシャルネットワークサイトやプロフィールサイトで親しくなった相手に会いに行くことはもちろん、個人が特定されてしまうと相手から会いに来る可能性もあり非常に危険です。住所や携帯電話の番号などの個人情報を教えないといった情報管理を徹底することが必要となります。
さらに、チェーンメールの送信や違法ダウンロードなどで加害者にならないようにするためには、自分自身で「その情報が正しいか」、「この情報は誰が流したものか」などを判断する力や自分で調べる力が重要です。インターネットには新しい情報・古い情報・本当の情報・虚偽の情報が入り乱れています。全ての情報が正しいわけではなく、時には悪意をもって情報を流す人がいることもしっかりと伝えましょう。
[提供:シマンテック]