スマートフォンといえばiPhoneが主力でしたが、最近ではAndroidユーザーも増加してきています。しかし、このAndroidはiPhoneよりもウイルスやマルウェアによる危険性が大きいといわれているのです。それはなぜなのでしょうか。
グーグル社が開発したAndroidは「オープンソース」という方式を採用しています。つまり、OSが「どのように設計されているか」という設計図を全世界に公開することで、誰でもアプリを開発して自由にリリースできるというメリットがあるのです。
反面、それがAndroidがiPhoneよりも狙われやすい原因で、悪意をもった人もウイルスやスパイウェアを開発しやすいという側面も。もちろんiPhone端末に危険が無いというわけではありませんが、より危険が多いことをユーザーは知っておく必要があるのかもしれません。
@ 信頼頼できるマーケットを利用する
規制されたマーケットでアプリを購入しましょう。Androidマーケットは一定のポリシーを設けているため危険性の高いアプリの除外してくれるほか、アプリのユーザー評価、ダウンロード数、レビューも目安になるはずです。
A「提供元不明のアプリ」設定のチェックを外しておく
Androidマーケット以外からのアプリのダウンロードを禁止します。もし、Androidマーケット以外からアプリを入手したい場合はチェクを外します。
Bアプリのインストール時に表示される「アクセス許可」に注意を払う
アクセス許可は、アプリがあなたのAndroid端末のどの機能・情報にアクセスできるかを示すもの。悪質なウイルスが仕込まれたアプリは、より多くの機能・情報へのアクセス許可を求めてきます。
Cモバイル端末に特化したセキュリティアプリを導入する
Android特有のマルウェアに対応したセキュリティアプリをインストールしておくと、インストール時にスキャンを行ってくれるので安心です。
最近では、アプリの海賊版にウイルスが仕組まれる、という出来事も報告されています。勝手に電話を発信したり、メールを送受信するほか、端末の「乗っ取り」も可能な悪質なもので、今後は同様の手口が増えると考えられます。こうした危険から身を守るためにも、スマートフォンの利用にはセキュリティ対策をお忘れなく!
※ 「Android マーケット」の名称は「Google Play」に変更されました。(2012年3月)
[提供:シマンテック]