パソコンを使っていると、「ファイアウォール」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ファイアウォールは、通行証をチェックする関所のようなものです。一般のユーザーであろうと、ネット犯罪者など悪意をもったユーザーであろうと、道を歩くことはできます。
しかし、関所に差し掛かった時、偽の通行証をもっていたり、危険物を持ち込もうとすれば、通過することは許されません。また、関所Aの通行証を関所Bにみせても、通ることは不可能です。
ネットワーク上では、関所の役割を果たしているのがファイアウォールなのです。
もしもファイアウォールがきちんと機能していなければ、ネット犯罪者は門をくぐり抜け、あなたのもっている財産や情報を盗み、データを破壊してしまうかもしれません!
また、ファイアウォールは外部からの不正なアクセスをブロックするだけでなく、ユーザーのパソコンに忍び込み、ログイン情報や個人情報を盗み取るスパイウェア、キーロガーにも有効です。
スパイウェアやキーロガーが、盗み取った情報をネット犯罪者がもつ不正サーバへ送信しようとした場合、ファイアウォールが機能していれば送信を阻止することが可能。
ファイアウォールが有効になっていなければ、個人情報が「ダダ漏れ」なるおそれがあるのです!
年末年始といった長期休暇の時期は、サイバー攻撃が増加する傾向にあります。悪質な攻撃に備え、パソコンのファイアウォール機能がしっかりと機能しているか確認をしましょう。
大切なのは、不正なアクセスをファイアウォールでブロックすると同時に、総合的なウイルス対策をしていくことです!
パソコンを購入した時に、ファイアウォールが初期設定されているものもありますが、まずは自分のパソコンに、ファイアウォールの設定がきちんとされているかを確認しましょう。
また、セキュリティソフトをすでに導入しているからといって安心してはいけません。なかには、ファイアウォール機能を搭載していないソフトもあるのです!
特に用心しなければならないのが、無料で配布しているセキュリティソフト。無料で手軽に使えることを謳っていますが、こうしたソフトにはファイアウォール機能が備わっていないことも。これでは安全とはいえません。
無料セキュリティソフトに足りないファイアウォールソフトを、新たにインストールし設定しようとすると、ソフト同士の相性の問題も出てきて、事態はますますややこしくなるばかりなのです。
セキュリティソフトは、ファイアウォールに必要な機能を網羅。パソコンに接続してこようとしてくる疑わしいアプリケーションを遮断したり、侵入しようとするアクセスを分析することも可能です。
セキュリティソフトがあれば、総合的なウイルス対策を行えます!
[提供:シマンテック]