送受信したメールのデータは、初期設定ではすべてCドライブに保存されています。そのため、メールを使えば使うほど、「保存した」という認識がないままに大量のデータがCドライブにたまっていきます。
特に画像や文書などの添付ファイルを大量に送受信した場合などは、ハードディスクの領域を圧迫する原因となります。
ここでは代表的なメールソフトについて、メールの保存先をDドライブに変更する方法をご紹介します。
(注)Outlook Expressは、Microsoft Office Outlook(2003/2007/2010)とは異なるソフトです。
富士通パソコンに付属している「マイリカバリ」は、パソコンのCドライブのデータをまるごとディスクイメージとして保存することで、パソコンにトラブルが発生したときに、パソコンが正しく動いていた状態に簡単に戻すことができる便利なソフトです。
「マイリカバリ」で保存したデータを戻す際、Cドライブのデータは、ディスクイメージを作成した時点に戻るため、ディスクイメージ作成後にCドライブに保存したデータはすべて消えてしまいます。
今回ご紹介したように、作成した文書や写真などのデータをDドライブに保存した場合、トラブルが発生し、Cドライブをマイリカバリで元に戻した場合でもデータが消えることがないというメリットがあります。
その一方、Dドライブのデータはマイリカバリのバックアップ対象ではないので、データを誤って削除してしまった等の問題が発生しても、マイリカバリでは、Dドライブのデータは元に戻せません。
万が一に備え、データのバックアップはこまめに行うようにしましょう。
マイリカバリを利用すれば、簡単便利に、ハードディスクのバックアップや管理を行えます。
「マイリカバリ」は、2011年夏モデル以前のFMVに搭載されているソフトウェアです。2011年冬モデル以降のFMVには、マイリカバリではなく「バックアップナビ」というソフトウェアが搭載されています。
バックアップについての詳細は、次のページをご覧ください。
Cドライブの空き容量を確保するにはDドライブの活用が効果的です。
今回ご紹介したように、「CドライブにはOSやソフトウェアなどのシステムファイル」、「Dドライブには自分で作成した文書や取り込んだ写真」、といった具合に、ハードディスクのそれぞれのドライブを適材適所に使い分けることで、手軽に容量不足を防止することができます。
ハードディスクを上手に活用して、快適なパソコンライフをお楽しみください。