知っていますか?OSのサポートには期限があることを(1/2)
Windowsにはバージョン毎にサポート期間が設定されていることを知っていますか?
2014年4月9日には、12年以上続いたWindows XPのサポートが終了します。
今回は、Windowsのサポート期間内で提供されているサービスと、サポートが終了するとどういったことが起こるのかを、Windows XPを例に説明します。
公開日2013年8月14日
掲載内容は公開当時のものであり、最新情報と異なる場合があります。
Windowsのサポート期間って?
各種サポートと、セキュリティ更新プログラムの配布が行われる期間が設定されています
WindowsやOfficeなど、マイクロソフトのソフトウェアには、「サポート ライフサイクル ポリシー」によって、サポート期間が設定されています。
発売から最低5年間は「メインストリームサポートフェーズ」として、無償/有償サポートが行われ、メインストリームサポートフェーズ終了から最低5年間は「延長サポートフェーズ」として有償サポートが継続されます。そして、両方のサポートフェーズ中は、セキュリティ更新プログラムの配布が行われ、脆弱性の修正などがされます。
サポート期間とサポート内容の違い
マイクロソフトの「サポート ライフサイクル ポリシー」は、2006年に発表されました。基本的に、各OSのサポート期間はメインストリームサポートフェーズと延長サポートフェーズを合わせて10年程度となっていますが、Windows XPに限っては、2014年4月9日まで延長すると、2012年の時点で発表されていました。
Windows 各バージョンのサポート期間
サポート ライフサイクル ポリシーは2006年に発表されたもので、Windows 98、Meのサポート期間は10年よりも短くなっています
Internet Explorer 6、Office2003のサポートも終了
Windows XPと同じく2014年4月9日に、Internet Explorer 6とOffice 2003のサポートも終了となります。Internet Explorer 6は、Windows XPでしか利用されませんが、Office 2003をWindows Vista/7/8搭載パソコンで利用している場合は、注意しましょう。
Office 2003も、サポートが終了することで、セキュリティや機能の更新プログラムが配布されなくなります。Windows XPの場合と同様に、新しい危険に対応できなくなるため、パソコンにインストールして使い続けることは危険です。