Windows 8.1はどこが変わった?Windows 8との違いはここ!(1/2)

Windows 8がバージョンアップした「Windows 8.1」が公開になり、Windows 8搭載のパソコンでは無料でアップデートできるようになりました。Windows 8から改善・機能追加されて便利になったポイントを、両方の画面を比較しながら、見ていきましょう。

公開日2013年11月20日

掲載内容は公開当時のものであり、最新情報と異なる場合があります。

これまでにない大幅な改善を表す「8.1」

ただの機能追加ではなくて、新バージョンとしての登場

発売中のWindowsが大幅に改善されるとき、前バージョンの「Windows 7」までは「サービスパック」という名前で呼ばれていました。「Windows 7 サービスパック1(SP1)」であれば、「Windows 7にさまざまな機能追加や改善をしました」という意味合いになります。

今回の「Windows 8.1」という名前は、サービスパックよりも大規模な改善を表します。バージョンの数字が0.1増えて、意味合いとしてはサービスパックとは違って「新しいバージョンのWindowsです」という形になります。

実際に、Windows 8と比べるとあきらかに見た目が変わっている部分も多く、Windows 8をベースにして、大幅に改善されていることがわかります。具体的に、どのような部分が変わっているのかを、順に見ていきましょう。

(1)デスクトップにスタートボタンが復活

スタート画面への切り替えが簡単に

Windows 8では、それまでのWindowsにあったデスクトップのスタートボタンが廃止されましたが、Windows 8.1では、またデスクトップにスタートボタンが表示されるようになりました。

スタートボタンをクリックすると、Windows 8のときと同様にスタート画面が表示されます。Windows 7以前までにあったスタートメニューとは違いますが、右クリックすると、コントロールパネルなどの機能へのショートカットが表示されます。

Windows 8

デスクトップの画面イメージ

Windows 8のデスクトップにはスタートボタンがなく、画面右のチャームや、Winキーからスタート画面を表示する必要がありました。

 

Windows 8.1

デスクトップの画面イメージ

Windows 8.1ではタスクバーにスタートボタンが表示され、Windows 7以前のように利用できます。

(2)起動後、すぐにデスクトップを表示可能に

すぐにデスクトップ画面を開いて作業をスタートできる

Windows 8では、起動してログインすると必ずスタート画面が表示され、デスクトップを使いたいときには、そこで「デスクトップ」をクリックしないといけませんでした。Windows 8.1では、起動してログインしたら、すぐにデスクトップを表示するように設定可能になりました。

Windows 8

スタート画面のイメージ

Windows 8ではログインすると必ずスタート画面が表示され、デスクトップを使いたい場合は、毎回スタート画面から「デスクトップ」もクリックする必要がありました。

 

Windows 8.1

デスクトップの画面イメージ

Windows 8.1では、設定をすればログイン直後の画面をデスクトップ画面にでき、作業をスムーズに始められます。

(3)スタート画面のタイルの大きさが4種類に

使いやすくカスタマイズして、機能性アップ!

Windows 8 はタイルの大きさが2種類でしたが、Windows 8.1ではタイルの大きさが4種類に倍増しました。

その他、アプリをインストールしたときに自動的にはスタート画面に追加されないようにもなっていて、Windows 8よりも自由にスタート画面をカスタマイズし、快適に使えるようになっています。

Windows 8

スタート画面のイメージ

Windows 8では、タイルの大きさは2種類のみ。アプリをインストールすると自動的にタイルが追加され、レイアウトが変わってしまうこともありました。

 

Windows 8.1

スタート画面でタイルの大きさを4種類から選んでいる画面イメージ

Windows 8.1ではタイルの大きさを4種類から選ぶことができます。また、アプリをインストールしたときにタイルが追加されてしまうことはなく、使いやすいレイアウトを維持できます。

(4)Windows ストア アプリを自由なレイアウトで複数表示できる

最大4つのアプリを画面に同時表示できる

Windows 8には「スナップ」という機能があり、Windows ストア アプリを利用しているときに、画面の右側または左側の1/3ほどのエリアに、もう1つ別のアプリを表示しておくことができました。

Windows 8.1では、この機能がさらに進歩して、1画面を分割して、3つ以上のアプリを表示可能で(表示可能なアプリの数は、お使いのパソコンの解像度により異なります。)、境界線を左右に移動して、自由なレイアウトで表示できます。

Windows 8

2つのアプリを表示している画面イメージ

Windows 8の「スナップ」機能では、2つのアプリを表示できました。

 

Windows 8.1

境界線を左右にドラッグして、アプリの表示幅を変更している画面イメージ

Windows 8.1では3つ以上のアプリを表示し、境界線を左右にドラッグして、それぞれのアプリの表示幅を変更できます(上の画面写真は1920×1200ピクセルの解像度)。

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