Windows 8がバージョンアップした「Windows 8.1」が公開になり、Windows 8搭載のパソコンでは無料でアップデートできるようになりました。Windows 8から改善・機能追加されて便利になったポイントを、両方の画面を比較しながら、見ていきましょう。
公開日2013年11月20日
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発売中のWindowsが大幅に改善されるとき、前バージョンの「Windows 7」までは「サービスパック」という名前で呼ばれていました。「Windows 7 サービスパック1(SP1)」であれば、「Windows 7にさまざまな機能追加や改善をしました」という意味合いになります。
今回の「Windows 8.1」という名前は、サービスパックよりも大規模な改善を表します。バージョンの数字が0.1増えて、意味合いとしてはサービスパックとは違って「新しいバージョンのWindowsです」という形になります。
実際に、Windows 8と比べるとあきらかに見た目が変わっている部分も多く、Windows 8をベースにして、大幅に改善されていることがわかります。具体的に、どのような部分が変わっているのかを、順に見ていきましょう。
Windows 8では、それまでのWindowsにあったデスクトップのスタートボタンが廃止されましたが、Windows 8.1では、またデスクトップにスタートボタンが表示されるようになりました。
スタートボタンをクリックすると、Windows 8のときと同様にスタート画面が表示されます。Windows 7以前までにあったスタートメニューとは違いますが、右クリックすると、コントロールパネルなどの機能へのショートカットが表示されます。
Windows 8では、起動してログインすると必ずスタート画面が表示され、デスクトップを使いたいときには、そこで「デスクトップ」をクリックしないといけませんでした。Windows 8.1では、起動してログインしたら、すぐにデスクトップを表示するように設定可能になりました。
Windows 8 はタイルの大きさが2種類でしたが、Windows 8.1ではタイルの大きさが4種類に倍増しました。
その他、アプリをインストールしたときに自動的にはスタート画面に追加されないようにもなっていて、Windows 8よりも自由にスタート画面をカスタマイズし、快適に使えるようになっています。
Windows 8には「スナップ」という機能があり、Windows ストア アプリを利用しているときに、画面の右側または左側の1/3ほどのエリアに、もう1つ別のアプリを表示しておくことができました。
Windows 8.1では、この機能がさらに進歩して、1画面を分割して、3つ以上のアプリを表示可能で(表示可能なアプリの数は、お使いのパソコンの解像度により異なります。)、境界線を左右に移動して、自由なレイアウトで表示できます。