このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. FMVサポート >
  3. Q&A・パソコン活用情報をコーナーから探す >
  4. パソコン活用 クローズアップ! >
  5. 無線LANってなに?「無線LAN導入ガイド2014」(1/2)

そもそも無線LANってどんなもの?

無線LANとは、ケーブルなしでデータをやりとりするためのネットワークのことです。接続の方法として、電波を使用します。無線LANに使われる電波のことをWi-Fi(ワイファイ)ということがあるため、一般にWi-Fi接続などと呼ばれることもあります。これに対し、ケーブルを使う接続を有線LANといいます。

有線接続の場合には、ケーブルの届く範囲でしかパソコンを利用できません。しかし、無線LANを利用すれば、自宅内のどこからでもネットワークを利用できます。キッチンにパソコンを持ち込んでインターネットのサイトでレシピを見たり、タブレットPCを片手にソファに寝ころんで動画を楽しんだり、リビングに置いてあるプリンターを自分の部屋から使ったりできます。

インターネットにも無線でつながる

自宅からインターネットのサービスを利用するには、通信事業者と契約して、電話回線や専用の光回線などを使用します。このとき、自宅内には、インターネットにつながる通信装置が設置されます。通信装置と、無線LANの親機にあたる「無線LANルーター」を接続することで、無線LAN接続でインターネットを利用することができるようになります。

そして、通信の子機にあたる装置、ここではノートパソコンやスマートフォンなどですが、基本的に無線LANルーターに接続するための機能をあらかじめ備えています。

無線LANにスマートフォンから接続すれば、高速な通信を利用できますし、携帯電話回線を使わないため、パケット使用料もかかりません。また、最近ではWii U、ニンテンドー3DS、PlayStation4、PS Vitaなどのゲーム機からも接続が可能で、ホームページを見たり、データをダウンロードしたりできるようになります。

親機にあたる無線LANルーター(アクセスポイントと呼ぶこともあります)に、子機にあたるノートパソコンやスマートフォン、ゲーム機からアクセスして、インターネットを利用できます。

無線LANの通信規格とは?

無線LANには、いくつかの通信規格があります。初期に広く利用されたのはIEEE 802.11b(以下、IEEE 802.は略)という規格で、理論上の最高速度は11Mbpsでした。

その後、11a、11gという、最高速度が54Mbpsの規格が普及し、11nという600Mbpsの規格も登場しています。

通信速度はどんどん向上していますが、実際の通信速度は理論値ほどは出ません。電波状況や部屋の中にある障害物による影響のほか、複数の通信機器から送られるデータが衝突しないように制御するしくみなどによるためです。

そして、動画配信のサービスでは高画質化が進んでデータ量が増え、パソコンやスマートフォンなど、無線LANを利用する機器も増えています。そのため、家族がそれぞれの端末から同時に動画を見ると、スムーズな再生ができないなど、不満に感じるユーザーも増えてきました。

そこで、今年新たに承認された規格が、11acです。11n規格と比べて約11.5倍の通信速度、6.9Gbpsを実現できます。特徴は、周波数の帯域幅を拡大することで高速化したこと、一度に送受信できるデータ量を増やしたこと、データの通り道を増やしたことなどです。

そのため、ハイビジョン画質の映像を複数台のパソコンで再生しても、これまでと比べてスムーズになります。また、電波が遠くまで届くため、これまで接続がうまくいかなかった部屋でも、通信状況が改善される場合があります。

規格 特徴
IEEE 802.11a 周波数帯:5GHz
速度(理論値):54Mbps
動画再生にも充分の速度だが障害物に弱い
(機種によっては、電波法により屋外での使用ができない場合があります)
IEEE 802.11b 周波数帯:2.4GHz
速度(理論値):11Mbps
伝達距離は長いが速度が遅い
IEEE 802.11g 周波数帯:2.4GHz
速度(理論値):54Mbps
伝送距離は長く、動画再生にも充分の速度
IEEE 802.11n 周波数帯:2.4/5GHz
速度(理論値):600Mbps
11a、11gより約11倍の高速で、遠距離でも安定
IEEE 802.11ac 周波数帯:5GHz
速度(理論値):6.9Gbps(1Gbps=1000Mbps)
11nより11.5倍と超高速で、遠距離でも安定、電波の干渉も少ない
(機種によっては、電波法により屋外での使用ができない場合があります)

無線LANは安全に使えるの?

無線を利用する接続では、誰かに勝手にアクセスされたり、情報を盗み見られたりする不安があります。そこで、さまざまなセキュリティ機能が用意されています。

無線LANルーターには、「SSID」という個別のIDが設定されています。ノートパソコンやスマートフォンを使えば、周囲にあるSSIDを一覧できますが、このIDを隠す「ステルス」機能を持つ無線LANルーターが登場しています。

また、無線LANルーターに接続する際には、暗号化キーが必要です。あらかじめ設定されている暗号化キーを使用するほか、自分で設定することもできます。これにより、誰かが勝手にインターネット利用することを防ぐことができますし、ネットワークに接続して、データを盗み見る行為を防げます。

次のページでは、オススメの無線LANルーターと導入の方法をご紹介します。