被害に遭わないために!今すぐできる迷惑メール対策(1/2)
覚えのない相手からのメールがたくさん届いていて、うんざりしたことはありませんか?迷惑メールには、読んだ人を焦らせて詐欺やウイルス感染などの被害をもたらすものもあります。今回は迷惑メールの文例や受け取ったらどうすれば良いか、また迷惑メールをブロックする方法をご紹介します。
公開日2015年3月11日
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迷惑メールにはどんな種類がある?
メールを受信したときに、迷惑メールが含まれていると不愉快な気持ちになるのではないでしょうか。また、迷惑メールの数が多くなると、必要なメールが埋もれてしまい、見落としの原因になることもあります。
さらに、迷惑メールの中には銀行口座への振り込みをさせようとしたり、個人情報を盗み出そうとしたりするものもあり、誘導されることで、詐欺の被害に遭うこともあります。迷惑メールにもさまざまな種類がありますので、いくつかの事例を見てみましょう。
架空請求
ネットサービス使用料などの請求書が届き、振込先や連絡先が指示されています。利用した覚えがないサービスや、そもそも何のサービスに対する請求なのかよくわからない場合がほとんどです。その場合、応じることなく無視するようにしましょう。
架空請求メールの例。よく読んで見ても何のサービスに対する請求なのか不明です。利用した覚えがない請求は、支払わず無視しましょう。
広告
登録した覚えがないネットサービスから広告が届くことがあります。内容は、出会い系サイトやアダルトサイトなどです。興味を引くための宣伝文章が書かれていますが、メール文中のリンクはクリックしないようにしましょう。クリックしてしまうと、「登録が完了しました。○○○円をお振り込みください」のように表示されることもあります。もちろん、この場合も承諾していない場合は請求を無視してかまいません。
広告メールの例。サイトへの勧誘や、商品の宣伝メールの体になっています。リンクが張られていることもありますが、クリックしてはいけません。リンク先は文面等しっかり確認してください。
ウイルス添付メール
メールの添付ファイルにも注意が必要です。知らない相手から届いたメールの添付ファイルは、決して開いてはいけません。ウイルスのファイルが添付された迷惑メールもあるのです。また、知っている相手から届いたメールでも、その人のパソコンがウイルス感染していて、勝手に送られたメールの場合があります。メールの内容を十分に確認し、もし文面と関係ないファイルが添付されていたら、絶対に開かないようにしましょう。
添付ファイル付きのメールが届いたら、文面や添付ファイル名などが信頼できるかどうか確認してみましょう。知らない相手から届いた場合や、文面と関係ないファイルが添付されていたら、開いてはいけません。
フィッシング詐欺
銀行やクレジットカード会社からの連絡を装ったメールで、「登録の変更が必要なためリンク先からカード番号と暗証番号を入力してください」などの指示が書かれています。リンクのURLにも、カード会社の名前が含まれるなど、一見すると公式のホームページのように思えます。
メール中のリンクをクリックすると、カード会社のサイトそっくりに作った偽サイトが開くことがあります。ここにデータを入力すると、個人情報が盗まれてしまい、金銭的な被害が生じる場合もあります。こうしたメールが届いても、応じてはいけません。気になった場合は、銀行やカード会社に電話をかけるなどして問い合わせてみましょう。
フィッシング詐欺メールの例。一見すると、銀行やクレジットカード会社から正式に届いたメールのように見えますが、信頼できない場合は、決して指示に従ってはいけません。
迷惑メールが増える理由は?
迷惑メールは、自分のメールアドレスが流出することで増えてしまいます。
インターネットにはさまざまなサービスがあってとても便利です。しかし、こうしたサービスを利用する際に入力したメールアドレスが流出してしまうことがあるのです。事故で漏洩することもあれば、メールアドレスの情報を転売する悪質な業者もいます。
また、迷惑メールの中には、アルファベットや数字を適当に組み合わせて作成したメールアドレスに送られるものもあります。こうしたメールに返信してしまうと、こちらのメールアドレスが有効であることがわかり、さらに迷惑メールが増えるきっかけになりかねません。決して迷惑メールに返信をしないでください。
今後メールが不要なら返信するようになどと書かれたメールもあります。もちろん、こうしたメールにも返信してはいけません。
次のページでは、迷惑メールを受け取らないようにすぐに実行できる具体的な対策をご紹介します。