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本ページは、Windows 10を使用して説明しています。その他のOSでは一部手順が異なる場合があります。

「IME」とその役割をご存知ですか?キーボードで日本語を入力できるのは、IMEのおかげです。

日本語の入力/変換を助けてくれるプログラム

「IME(アイ・エム・イー)」は“Input Method Editor”の略で、直訳すると“入力方法編集プログラム”です。

パソコンに日本語を入力するときは、キーボードから「かな入力」か「ローマ字入力」でひらがなを入力し、それを漢字やカタカナなどを含む文章に変換します。この変換の役割を担うのが「IME」で、“日本語入力ソフト”とも呼ばれます。

文字入力モードはタスクバーに表示されています。

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右クリックでメニューが開きます。

ワードやメール、インターネットなどどこでも活躍

例えば、WordやExcel、Outlookなどのソフトで文字を入力するとき、常にアルファベットやひらがなのみ、というわけにはいきませんよね。IMEは常に活躍している重要な機能です。文字入力の際にIMEを使っている場合がとても多いのですが、その働きは意識されないものです。まさに縁の下の力持ちといった存在です。

Windows 7までは、「Microsoft IME」(マイクロソフト・アイ・エム・イー)が標準搭載、「Microsoft Office」(マイクロソフト・オフィス)が入っているパソコンでは、「Microsoft Office IME」(マイクロソフト・オフィス・アイ・エム・イー)が使用できました。

Windows 8以降は、「Microsoft IME 2012」が標準搭載されており、Windows 10ではさらに「クラウド候補」機能が追加されています。「クラウド候補」とは、検索エンジン「Bing」で使われているサジェスト機能を利用した予測変換機能のことです。

その他にも、日本語入力ソフトには「ATOK(エイトック)」などがあり、機種によってはプレインストールされている場合があります。

メモ帳を起動して、日本語入力をしている画面イメージ

メモ帳を起動して、日本語入力しています。日本語入力できるのはIMEのおかげです。

「Microsoft IME」のメニューを見てみよう

「Microsoft IME」で使用できる主な項目を確認しましょう。画面右下の「A」または「あ」と表示されている箇所を右クリックして、メニューを表示します。

「Microsoft IME」のツールバーの画面イメージ

  1. 1入力モード
    ひらがな入力、全角カタカナ入力、全角英数入力などを切り替えることができます。
  2. 2IMEパッド
    文字を入力するためのさまざまなツールを呼び出すことができます。
  3. 3ユーザー辞書ツール
    名前や会社名など、IMEで変換できない、もしくは正しい表記が出にくい場合、ユーザー辞書に単語を登録して変換候補として表示することができます。
  4. 4ローマ字入力 / かな入力
    入力方法を切り替えることができます。

IMEを自分好みに設定するには

「IME」は、自分好みに設定を変更することによって、パソコンの使い勝手をより一層向上させます。「ローマ字入力/かな入力を切り替えるには?」「アルファベットの入力も自由自在!」のページも、ぜひご覧ください。