箇条書きのスライドを一度に表示してしまうと、説明している内容以外の情報に、聞き手の関心がそれてしまう場合があります。箇条書きは、説明に合わせて1行ずつ表示されるアニメーションを設定しておくといいでしょう。アニメーションは、文字単位に設定することもできますが、箇条書きの1行単位に設定するのが基本です。

新しいスライドを挿入する位置を間違えてしまった場合は、ツールバーの［元に戻す］ボタン（）をクリックしてからやり直します。

箇条書きの行数が少ないと、文字がスライドの上の方に詰まって表示されてしまいます。スライドにバランスよく文字を配置するには行間の設定を変更します。プレースホルダを選択し、メニューバーの［書式］-［行間］をクリックします。表示された［行間］ダイアログボックスで［行間］を数値で指定します。

手順８で目的とは違う方向を選択してしまった場合は、もう一度［方向］のをクリックして選択し直します。

表示済みの文字の色を変更するには

表示し終わった箇条書きの文字の色を変更できます。［アニメーションの設定］作業ウィンドウで、箇条書きのアニメーションの右側のをクリックし、表示されたメニューから［効果のオプション］をクリックします。表示されたダイアログボックスの［効果］タブの［アニメーションの後の動作］の一覧から色を選択します。説明中の箇条書きの文字が目立つように、表示済みの文字は背景に近い色を選択するとよいでしょう。

自然な動きを心がける

アニメーションにはいろいろな種類が用意されています。中には、文字が回転したり、文字がスライド上をはねたりする華やかなアニメーションもありますが、これらの動きは文字が読みにくくなるため箇条書きには適しません。箇条書きの文字には、［スライドイン（右から）］や［ワイプ（左から）］のように、文字を読むときに違和感のない自然なアニメーションを設定します。また、複数のスライドに箇条書きが入力されている場合には、箇条書きに設定するアニメーションをすべて統一して使いましょう。