PowerPoint 2003
PowerPoint 2002
PowerPoint 2000
ここではPowerPoint 2003を使って解説しています。他のバージョンのPowerPointでは、メニューの名称などが異なる場合があります。
スライドマスタ
すべてのスライドのタイトルの文字のフォントを変更します。すべてのスライドに共通した変更は、[スライドマスタ]を使って設定します。
マスタとは、スライド上の各要素の書式を一元管理している、いわば設計図とも言えるものです。マスタで編集した内容は、自動的にすべてのスライドに反映されます。
間違った場合は?
手順1で[スライドマスタ]以外のマスタを選択してしまった場合は、メニューバーの[表示]から選択し直します。
スライドマスタとタイトルマスタ
スライドマスタを表示すると、左側に2種類のマスタの縮小版が表示されます。1つは[タイトルマスタ]といって、[タイトルスライド]のレイアウトが適用されているスライド専用のマスタです。もう1つは[スライドマスタ]と言って、[タイトルスライド]以外のすべてのレイアウト用のマスタです。この2つのマスタを「スライド-タイトルマスタペア」と呼び、デザインテンプレートごとにペアで用意されています。
スライドマスタでは、文字の書式、行頭文字の種類、プレースホルダの位置やサイズ、ヘッダーやフッターの位置など、スライドを構成するすべての要素の書式を設定できます。また、会社のロゴなどの画像を挿入することもできます。
変更の途中でをクリックしてしまった場合は、手順1の操作でスライドマスタを再表示します。
個別に設定した書式が優先される
スライドマスタで編集した内容は、すべてのスライドに反映されます。ただし、各スライドで個別に編集した書式がある場合は、個別の書式のほうが優先されます。
配布資料マスタとノートマスタ
マスタには、スライドマスタのほかにも[配布資料マスタ]と[ノートマスタ]があります。配布資料マスタは、聞き手に配布する資料の書式を管理しています。ノートマスタは、発表者用のメモの書式を管理しています。配布資料とノートの詳細は、第7章で説明しています。
マスタを使って作業の効率化を図る
最終的にプレゼンテーションを見直してみたら、全体的に文字サイズをもう少し大きくしたいとか、フォントの種類を変更したいといったように、すべてのスライドに手を加えたくなる場合があります。また、すべてのスライドに会社や商品のロゴマークなどの画像を挿入したい場合もあるでしょう。すべてのスライドに共通した変更は、スライドマスタを使って行います。スライドマスタで設定した内容は、自動的に各スライドに反映されるため、スライドを1枚ずつ表示して書式を変更する手間が省け、効率的に作業を進められます。