あなたのパソコンは快適に使えますか?ホームページを見るときも、エクセルやワードで作業をするときも、パソコンが高速に動作して快適に使えると、作業効率も上がるものです。
パソコンをスピードアップするには、ちょっとした使い方の工夫から、お金をかけたカスタマイズまで、さまざまな方法があります。まずは簡単にできるものから試して、快適な環境を手に入れましょう!
公開日2011年2月23日
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ところで「速いパソコン」とは、どのようなものでしょうか?一般的には「最新の高性能なパソコン」だと考えられますが、最新のパソコンでも使い方しだいでは遅くなってしまうことがあります。その一方で、少し古いパソコンでも、上手に使えば快適な環境を保つことができます。
パソコンの「速さ」を決定するのは、主に次の4要素です。
パソコンの速さを左右する最大の要因は、CPUの処理能力です。「Core 2 Duo」、「Core i7」のように名前によって基本的な処理能力が決まり、同じ名前のCPUでは「2.13GHz」、「2.90Ghz」のような「クロック周波数」と呼ばれる数値が大きいほど高速です。CPUは基本的に、パソコンを買い換えない限り新しいものにすることはできません。
CPUが処理能力をフルに発揮するには、充分なメモリの大きさ(容量)が必要です。快適に利用するにはWindows XPでは512MB〜1GB、Windows VistaとWindows 7では2GBが目安となりますが、各モデルで決められている上限まで増設が可能です。
特に、写真やビデオなど大きな容量のデータを扱うときには、ハードディスクへのひんぱんなアクセスが発生します。不要なファイルを削除するなどして、ハードディスクにはある程度の空き容量を常に確保しておきましょう(目安としては数GB〜10数GB以上)。ハードディスクの載せ替えや外付けハードディスクの増設といった方法があります。
パソコンをオフィスで働く人に例えると、CPUは「人」そのもの、メモリは「机」、ハードディスクは「本棚や引き出し」にあたります。私たちが長い間仕事をしていると、机に書類が積み重なったり、本棚のどこに何があるのかがわからなくなったりして、作業効率が落ちてしまうことがあります。
パソコンの中でも、これと同様のことが起こります。高性能のパソコンでも遅くなってしまうことがあるのは、こうしたことが原因です。適切な整理=メンテナンスによって、クリーンな環境を保ちましょう。
お手軽度:★★★★★ 効果:★★☆☆☆
机の上でいくつもの書類を同時に開いていると作業効率が落ちてしまうように、いくつものソフトが同時に起動していると、パソコンの処理能力がうばわれ、遅くなってしまいます。使い終わったソフトがいつまでも起動していることがないよう、こまめに閉じましょう。また、デスクトップに必要のないガジェットがあったら、こちらも閉じましょう。ガジェットもソフトの一種で、少しずつですが、パソコンの処理能力を使っています。
一度閉じたガジェットを再び表示させたり、新しいガジェットを表示したりする方法について、詳しくは次のQ&Aをご覧ください。
タスクマネージャーは、現在パソコンでどのようなソフトが動作しているかを詳細に確認できるソフトです。[Ctrl]+[Alt]+[Del]を押し、[タスクマネージャーの起動]をクリックすることで起動できます。パソコンが遅いときに原因を探したり、いつもの作業でどれくらいパソコンの処理能力が使われているかを調べたたりしたいときに役立ちます。
(注)[プロセス]タブではプロセスを終了することもできます。ですが、プロセス名とソフトの名前は異なるため、よくわからないプロセスを終了させると、パソコンの動作がおかしくなってしまう場合があります。注意しましょう。