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SUBTOTAL関数で小計や合計を求めよう
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![SUBTOTAL関数の使い方を説明しているイメージ](images/case03_top.png)
表の間に小計が複数含まれ、最後に総合計を求めるような表を作成する場合に便利なSUBTOTAL関数を解説いたします。
SUBTOTAL関数で小計や合計を求めてみよう
エクセルでは、SUBTOTAL(サブトータル)関数を使って、合計や平均などの集計を行うことができます。
SUM関数で複数の小計から合計を求める場合、小計を足し合わせるか、SUM関数の引数で各小計のセルを選択しなければならず、小計の数が多くなればなるほどめんどうな操作となります。
SUBTOTAL関数を利用して小計を求めれば、単純な式で簡単に合計が求められます。
ここでは、SUBTOTAL関数の基本的な書式と機能について紹介します。
SUBTOTAL関数の書式
SUBTOTAL関数は次のように入力します。
=SUBTOTAL(集計方法,参照範囲)
SUBTOTAL関数は、参照範囲内のセルの値を「集計方法」の計算方法にしたがって集計します。
SUBTOTAL関数は、[関数の挿入]ボタンをクリックして[関数の分類]で[数学/三角]を選択すると、関数が簡単に入力できます。
また、関数ライブラリからも選択できます。
今回の例では、C列にクラスごとの合計欄があり、最後に総合計を求めるようになっています。次のように関数を入力してみましょう。
![セルC9をアクティブにし、[数式]タブの[関数の挿入]をクリックしている画面イメージ](images/case03_01.png)
1SUBTOTAL関数を入力する、セルC9をアクティブにし、[数式]タブの[関数の挿入]をクリックします。
![[関数の分類]で「数学/三角」を選択、[関数名]で「SUBTOTAL」を選択し、[OK]ボタンをクリックしている画面イメージ](images/case03_02.png)
2[関数の分類]で「数学/三角」を選択し、[関数名]で「SUBTOTAL」を選択して、[OK]ボタンをクリックします。
![[集計方法]に「9」、[参照1]に「C4﹕C8」を入力し、[OK]ボタンをクリックしている画面イメージ](images/case03_03.png)
3[集計方法]に「9」、[参照1]に「C4﹕C8」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
![クラスAの合計点が求められている画面イメージ](images/case03_04.png)
4クラスAの合計点が求められました。
![セルC15をアクティブにし、[集計方法]に「9」、[参照1]に「C10﹕C14」を指定している画面イメージ](images/case03_05.png)
5同じ方法で、クラスBの合計点を求めます。セルC15をアクティブにし、[集計方法]に「9」、[参照1]に「C10﹕C14」を指定します。
![セルC21にクラスCの合計点を求めている画面イメージ](images/case03_06.png)
6同様の方法で、セルC21にクラスCの合計点を求めます。
![セルC22をアクティブにして、SUBTOTAL関数を入力します。[集計方法]に「9」、[参照1]に「C4﹕C21」を指定している画面イメージ](images/case03_07.png)
7最後に、総合計を求めます。セルC22をアクティブにして、SUBTOTAL関数を入力します。[集計方法]に「9」、[参照1]に「C4﹕C21」を指定します。
![SUBTOTALで求めたクラスごとの合計を合わせた、総合計がC22に求められている画面イメージ](images/case03_08.png)
8SUBTOTALで求めたクラスごとの合計を合わせた、総合計がC22に求められます。
ステップアップ:集計方法って何?
SUBTOTAL関数では、引数に「集計方法」を指定します。合計の場合は「9」ですが、それ以外にも、次のような集計方法があります。
引数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|
集計方法 | 平均 | 数値の個数 | データの個数 | 最大値 | 最小値 | 合計 |
例えば、クラスの平均点を出したいときは、SUM関数を入力している場合は、すべての小計セルの関数をAVERAGE関数に変更しなければいけませんが、SUBTOTAL関数の場合、各小計の「引数」だけを「9」(合計)から「1」(平均)に変更するだけです。
SUBTOTAL関数で、各クラスの平均値を求めてみます。
![セルC9をアクティブにし、数式バーをクリックしている画面イメージ](images/case03_09.png)
1セルC9をアクティブにして、数式バーをクリックします。
![引数の「9」を削除し「1」と入力し、[Enter]キーを押している画面イメージ](images/case03_10.png)
2引数の「9」を[Delete]キーなどで削除し、「1」と入力して、[Enter]キーを押します。
![クラスAの平均値が求められている画面イメージ](images/case03_11.png)
3クラスAの平均値が求められました。
![クラスB、クラスCおよび全クラスのSUBTOTAL関数の引数を「9」から「1」に変更している画面イメージ](images/case03_12.png)
4クラスB、クラスCおよび全クラスのSUBTOTAL関数の引数を「9」から「1」に変更します。
![各クラスの平均点、および全体の平均点が求められた画面イメージ](images/case03_13.png)
5各クラスの平均点、および全体の平均点が求められました。
SUBTOTAL関数は、表の間に小計が複数含まれ、最後に総合計を求めるような表を作成する場合に便利な関数です。小計を求めるときもSUBTOTAL関数を利用するのがポイントになります。引数を変更すれば、平均値や最大値なども簡単に計算できるので値の集計に利用すると便利な関数です。
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