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DSUM関数で抽出された数値の合計を求めよう
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OR条件とAND条件どちらでも設定することができるDSUM関数を使った複数の条件で合計を求める方法を解説いたします。
DSUM関数でデータベースの中から合計を求める
DSUM(ディーサム)関数を利用すると、データベースの中から条件にあう値の合計を求めることができます。 SUM関数は単純に合計を求め、SUMIF関数は1つの条件にあうデータの合計を求められますが、それ以上に複雑な条件(AND条件やOR条件の組み合わせ)の値を合計できるのがDSUM関数です。
ここでは、DSUM関数の基本的な書式と機能について紹介します。
DSUM関数の書式
DSUM関数は次のように入力します。
=DSUM(データベース, フィールド, 条件)
「データベース」には検索する条件範囲を指定し、その中でどの「フィールド」を合計するかを指定します。
また、検索条件範囲をデータベースとは別に作成し、そこに条件を入力しておき、「条件」範囲に指定します。
Note:「データベース」とは、たくさんのデータが規則的な形式で集まっているもののことです。「フィールド」とは、「データベース」の列の見出し(ラベル)のことをいい、各行を「レコード」といいます。 下の図は今回の説明で使用する会員情報のデータベースの例です。「No」「氏名」「コースNo」「コース」「レベル」「料金」といった項目がフィールドです。 また、一つ一つの会員情報がレコードとなります。
DSUM関数は、データベースの中から条件にあった数値を合計する関数です。 DSUM関数は、[関数の挿入]ボタンをクリックして[関数の分類]で「データベース」を選択すると、関数が簡単に入力できます。
また、関数ライブラリからも選択できます。
今回の例では、7行目以降に申し込み者のデータベースが作成されています。 条件としてコース名やレベル名を3行目に入力すると、その条件にあった料金の合計をセルE5に求めます。
ステップアップ : AND条件とOR条件でさらに条件を細かく指定できる
Excelのデータベースでは、条件範囲を活用して複雑な条件設定ができます。条件設定には2つあり、「AND条件」は2つの条件がどちらも当てはまるデータを検索することです。また、「OR条件」は2つの条件のうち、どちらかに当てはまるデータを検索することになります。
例えば、「バレエ」の「初級」受講者を調べるには、2つの条件をAND条件でつなぎます。また、「初級」か「中級」のどちらかを抽出するには、OR条件を利用します。
DSUM関数で、AND条件を指定するには、「条件範囲の同じ行に条件を入力」します。また、OR条件を指定するには、「条件範囲の異なった行に条件を入力」します。先ほど学んだ「太極拳」の「中級」者の条件設定はAND条件に相当します。
次の例では、初級または中級の合計を求める、OR条件の条件設定をご紹介します。
DSUM関数は、データベースの中から複数の条件にあうデータの合計を求める関数です。複雑な条件設定もできるので、データベースの中で複数の条件を指定して合計を求めたい場合に便利です。
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