エクセル関数の便利帳 [エクセル関数の便利な使い方を事例を交えてご紹介します] エクセル関数の便利帳 [エクセル関数の便利な使い方を事例を交えてご紹介します]

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    DATEDIF関数で年齢や期間を求めよう!

    日付と時刻2023年8月1日

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    DATEDIF関数の使い方を説明しているイメージ

    エクセル上の日付と現在を比べて「何日間」かを知りたいと思ったことはありませんか?DATEDIF関数を使って簡単に求める方法を解説いたします。

    DATEDIF関数で年齢を求める

    エクセルでは、DATEDIF(デイトディフ)関数を使って、2つの日付のシリアル値から期間を求め、その間の「年数」や「月数」、「日数」などを求めることができます。例えば、生年月日を「開始日」、年齢を求めたい日を「終了日」に指定すれば、「年齢」を求めることができます。

    ここでは、DATEDIF関数の基本的な書式と機能について紹介します。

    DATEDIF関数の書式

    DATEDIF関数は次のように入力します。

    =DATEDIF(開始日, 終了日, 単位)

    引数の「単位」には、次のような値を指定します。
    "Y":期間内の満年数
    "M":期間内の満月数
    "D":期間内の日数

    DATEDIF関数を入力するときは、セルに関数名を入力し、シリアル値が入力されているセルや値を指定します。

    今回の例では、C列に日付データ(シリアル値)が入力されています。開始日を、それぞれの生年月日、終了日をセルC1に指定して年齢を求めてみましょう。

    DATEDIF関数を入力するセルD4をアクティブにし、「=DATEDIF(C4,$C$1,"Y")」と入力します。セルC1は下へコピーしても移動しないように、絶対値指定している画面イメージ

    1DATEDIF関数を入力するセルD4をアクティブにし、「=DATEDIF(C4,$C$1,"Y")」と入力します。セルC1は下へコピーしても移動しないように、絶対値指定にします。

    セルD4に「42」と、年齢が表示されました。数式バーを確認すると、「=DATEDIF(C4,$C$1,"Y")」の式が入力されている画面イメージ

    2セルD4に「42」と、年齢が表示されました。数式バーを確認すると、「=DATEDIF(C4,$C$1,"Y")」の式が入力されています。

    DATEDIF関数の式をセルD13までコピーしている画面イメージ

    3DATEDIF関数の式をセルD13までコピーします。

    各会員の年齢が求められている画面イメージ

    4各会員の年齢が求められました。

    ステップアップ:期間の月数と他の関数を組み合わせてみよう

    DATEDIF関数では、「単位」を変更すると開始日と終了日の間の月数や日数が求められます。例えば、ある一定の月数が経過した段階でイベントやプレゼントなどのサービスを行ったり、経過年月を管理したりするときにも便利です。

    次の例は、会員の入会後の月数の記録です。入会後50ヵ月以上で、F列に「プレゼント」と表示され、注意を引くように書式も変更するように設定されています。ここでは、入会後の月数を求めてみましょう。

    F列に式と書式を指定している画面イメージ

    F列に設定されている式と書式
    式:=IF(D4>=50,"プレゼント","")
    ⇒入会後50ヵ月以上なら「プレゼント」と表示、そうでなければ空白セルを表示

    条件付き書式:
    ⇒セルの値が"プレゼント"に等しければ、「濃い赤の文字、明るい赤の背景」

    DATEDIF関数を入力するセルD4をアクティブにし、「=DATEDIF(C4,$C$1,"M")」と入力している画面イメージ

    1DATEDIF関数を入力するセルD4をアクティブにし、「=DATEDIF(C4,$C$1,"M")」と入力します。

    セルD4に「62」と、入会後の月数が表示されました。数式バーを確認すると、「=DATEDIF(C4,$C$1,"M")」の式が入力されている画面イメージ

    2セルD4に「62」と、入会後の月数が表示されました。数式バーを確認すると、「=DATEDIF(C4,$C$1,"M")」の式が入力されています。

    DATEDIF関数の式をセルD13までコピーしている画面イメージ

    3DATEDIF関数の式をセルD13までコピーします。

    F列にすでに設定されている式や書式が反映されている画面イメージ

    4F列にすでに設定されている式や書式が反映されます。

    DATEDIF関数は、2つのシリアル値の「期間」を求める関数です。DATEDIF関数は[関数の挿入]ボタンや関数ライブラリからは選択できないので、セルに直接関数名を入力して利用します。年齢を求める関数として比較的利用されていますが、月数などを求めることもできるので、関数の組み合わせや工夫次第で用途が広がります。

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