7-2 スリープ/休止状態

Windowsの省電力機能を使用すると、パソコンを待機状態にしているときに消費電力を抑えることができます。ここでは、省電力機能のうち、「スリープ」と「休止状態」について説明しています。

スリープ/休止状態とは

ご購入時の設定では、一定時間パソコンを操作しないと、自動的にスリープになるように設定されています。

モダンスタンバイに対応していない機種の場合、ご購入時の設定では、スリープしてから一定時間経過するか、バッテリーの残量が少なくなると、自動的に休止状態になるように設定されています。

手動でスリープにする操作については、「スリープにする」および「スリープから復帰する」をご覧ください。

  • スリープ
    作業中のデータなどをメモリに保存してパソコンを待機状態にすることです。
  • 休止状態
    作業中のデータなどをストレージに保存して、パソコン本体の電源を切ることです。
    スリープに比べると、待機状態にしたり復帰(レジューム)したりするための時間は長くなりますが、消費電力は削減されます。 

休止状態にする

  1. 画像 画像 画像(電源)画像「休止状態」の順にクリックします。
    ディスプレイの表示が消え休止状態になります。
    Point
    • 「休止状態」が表示されていない場合は、次の手順で設定を変更してください。
      1. 画像 画像「すべてのアプリ」画像「Windowsツール」の順にクリックし、「コントロールパネル」をダブルクリックします。
      2. 「ハードウェアとサウンド」画像「電源オプション」の順にクリックします。
      3. 「電源オプション」ウィンドウが表示されたら、左側にある「電源ボタンの動作の選択」をクリックします。
      4. 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
      5. ウィンドウの下部にある「休止状態」の をクリックして にします。
      6. 「変更の保存」をクリックします。
      7. 「電源オプション」ウィンドウを閉じます。
    • 電源ボタンを押したときや、ディスプレイを閉じたときに休止状態に切り替わるように設定を変更することができます(→「電源ボタンを押したとき/ディスプレイを閉じたときの省電力機能を変更する」)。
    • 機種によっては、休止状態にして、ディスプレイを閉じた後、ディスプレイを開いても、復帰(レジューム)しないことがあります。その場合は、電源ボタンを押してください。

スリープ/休止状態にするうえでの注意

  • パソコンをお使いの状況によっては、スリープや休止、復帰(レジューム)に時間がかかる場合があります。
  • スリープや休止状態にした後、すぐに復帰(レジューム)しないでください。必ず、10秒以上たってから復帰(レジューム)するようにしてください。また、再度スリープや休止状態にする場合は、復帰(レジューム)させた後、必ず10秒以上たってから、スリープや休止状態にするようにしてください。
  • 接続している周辺機器のドライバーが正しくインストールされていない場合、スリープや休止状態にならないことがあります。
  • スリープや休止状態、復帰(レジューム)のときに、画面に一瞬ノイズが発生する場合がありますが、故障ではありません。
  • スリープ中は、周辺機器の取り付け/取り外しをしないでください。
  • ネットワークの設定によっては、スリープ中にDHCPサーバーから割り当てられたIPアドレスの有効期限が切れると、パソコン本体がスリープから元の状態に戻ることがあります。
    この場合は、IPアドレスの有効期間を延長するか、DHCPの使用を中止して固定IPをお使いください。
  • 次の場合は、自動的にスリープになりません。
    Blu-ray DiscやDVDなどの動画再生時(別売の外付け光学ドライブを使用する場合)
  • 次の場合は、スリープや休止状態にしないでください(光学ディスクについては別売の外付け光学ドライブを使用する場合)。
    • Windowsの起動処理中または終了処理中
    • パソコンが何か処理をしている最中(プリンター出力中など)、および処理完了直後
    • ストレージにアクセス中
    • オートランCD-ROM/DVD-ROM(セットすると自動で始まるCD-ROM/DVD-ROM)を使用中
    • ビデオCDやBlu-ray Disc、DVDなどを再生中
    • 音楽CDやゲームソフトなどのサウンドを再生中
    • ディスクにデータを書き込みまたは書き換え中
    • ドライバーのインストールが必要な周辺機器を取り付けて、ドライバーをインストールしているとき
    • フラットポイントの操作中

ディスプレイの電源を切る、スリープになるまでの時間を変更する

次の手順で表示する画面から、ディスプレイの電源を切るまでの時間、スリープになるまでの時間を変更できます。

ディスクにデータを書き込むときや、LANを使用するときなど、必要に応じて設定を変更してください。

この方法は簡易的な方法で、「電源オプション」ウィンドウで選択されている電源プランに対してのみ変更を加えることができます。詳細な設定変更をしたいときは「スリープ/休止状態の設定変更」をご覧ください。

  1. 画像 画像 画像(設定)画像「システム」の順にクリックします。
  2. 「電源とバッテリー」をクリックします。
  3. 「電源」の「画面とスリープ」をクリックします。

スリープ/休止状態の設定変更

スリープ/休止状態などの詳細な設定変更は「電源オプション」ウィンドウで行います。

「電源オプション」ウィンドウを表示する

  1. 画像 画像 「すべてのアプリ」画像「Windowsツール」の順にクリックし、「コントロールパネル」をダブルクリックします。
  2. 「ハードウェアとサウンド」 画像「電源オプション」の順にクリックします。
    「電源オプション」ウィンドウが表示されます。
    画像

電源ボタンを押したとき/ディスプレイを閉じたときの省電力機能を変更する

ご購入時の設定

  • 電源ボタンを押す
    スリープ状態に切り替わる
  • ディスプレイを閉じる
    スリープ状態に切り替わる
設定を変更する

電源ボタンを押したとき、またはディスプレイを閉じたときの省電力機能を変更する場合にクリックします。

  1. 「電源オプション」ウィンドウで、「電源ボタンの動作の選択」または「カバーを閉じたときの動作の選択」をクリックします。
    画像
  2. 画像をクリックして電源ボタンとカバーの設定の項目を変更します。
    画像
  3. 「変更の保存」をクリックします。
    Point
    • 機種によっては、休止状態にして、ディスプレイを閉じた後、ディスプレイを開いても、復帰(レジューム)しないことがあります。
    • その場合は、電源ボタンを押してください。
    • パソコンがスリープから復帰(レジューム)するとき、あらかじめWindowsに設定してあるPINを入力する必要があります。Windows Helloで指紋認識を設定している場合は、指紋認識でサインインできます。

電源プラン

  • このパソコンではあらかじめ次の電源プランが用意されています。ご購入時は「Fujitsu(推奨)」が選択されています。パソコンの利用状況に応じて切り替えると、消費電力を抑えることができます。
  • 新規に電源プランを作成することもでき、プランごとにスリープになるまでの時間や詳細な設定を変更して保存することできます。

画像

ディスプレイの電源を切るまでの時間、スリープになるまでの時間を変更する

電源プランごとに時間を設定できます。

  1. 「電源オプション」ウィンドウで、変更したい電源プランの①「プラン設定の変更」をクリックします。
    Point
    • 現在選択されている電源プランの設定変更をする場合は、②「コンピューターがスリープ状態になる時間を変更」をクリックしても、編集画面を表示できます。
  2. ①をクリックして時間を変更します。
    画像
    Point
    • 変更した設定は次の手順で元に戻すことができます。
      1. ②「このプランの既定の設定を復元」をクリックします。
      2. 「はい」をクリックします。
  3. 「変更の保存」をクリックします。
新規に電源プランを作成する
  1. 「電源オプション」ウィンドウで、③「電源プランの作成」をクリックします。
    「電源プランの作成」ウィンドウが表示されたら、画面の指示に従って操作してください。プラン名は最初につけた名前から変更できません。
電源プランを切り替える
  1. 「電源オプション」ウィンドウで、④お使いになる状況に適した電源プランの画像をクリックして画像にします。